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9月13日に91年の生涯を閉じたジャン=リュック・ゴダール監督に敬意を表し、代表作2作を追悼上映
パリで金持ちの妻との生活に辟易している男。偶然ベビーシッターにやって来たかつての恋人。彼女を家に送り一夜を共にするも、翌朝知らない男の死体が転がっていた。事情の分からぬまま、彼女の兄がいるという南仏に向かう…。
35歳のゴダールが、長編10作目で到達したヌーヴェル・ヴァーグ波高の頂点
自由!挑発!疾走!目くるめく引用と色彩の氾濫。饒舌なポエジーと息苦しいほどのロマンティシズム。『勝手にしやがれ』以来の盟友である撮影のクタール、ゴダールのミューズでありながらゴダールと離婚したばかりのカリーナ、『勝手にしやがれ』で大スターになりこの映画でゴダールと決別することになるベルモンド。各自がキャリアの臨界点で燃焼しつくした奇跡的傑作