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ゴーギャン タヒチ、楽園への旅Gauguin - Voyage de Tahiti

R15+

1/27(土)よりロードショー
◆3/9(金)までの上映
会場:Bunkamuraル・シネマ

©MOVE MOVIE - STUDIOCANAL - NJJ ENTERTAINMENT

地上の楽園タヒチで、ゴーギャンは黒髪の"原始のイヴ"に出会う──。

1891年パリ。画家として名をなしながらも、作品が売れず行き場を失っていたゴーギャンは、絵画制作の場をフランス領タヒチに求め、一人旅立つ。彼が島の奥地の森へと分け入ったとき、運命の出会いを果たす。それはまさに彼が求めた“野生の美”の輝きを放つテフラとの出会いだった。彼の絵はテフラという新たなインスピレーションを得、後年傑作の評価を得ることとなる作品を次々に生み出していくのだが──。

名画が生まれた瞬間に隠された、哀しい愛の物語──。

芸術華やかなりし19世紀フランスに誕生した画家たちのなかで、ポール・ゴーギャンは、ゴッホ、セザンヌらと並び、〝後期印象派〟と称される画家の一人であり、特にゴッホとは1888年の一時期、共同生活をしながら創作に励んだことはよく知られている。また2016年には日本でも「ゴッホとゴーギャン展」(東京都美術館)が開催され、約40万人を動員するという不動の人気を誇る画家でもある。
この時代の天才たちの中でもひときわ野生を切望し、作品のモチーフにも異国情緒と神秘を持ち込んだゴーギャン。1876年にはパリのサロンへの入選を果たすものの、次第に彼の関心はどこか遠い未開の地へと移っていく。そしてマルティニーク島やパナマへの旅を経て、ついに見つけた楽園、それがタヒチだった。第一次タヒチ時代を描いた本作では、この時代の作品として後年世界に衝撃を持って迎えられることになる名画誕生の瞬間を、ポリネシアの奔放な大自然のなかで大胆に見せていく。“原始のイヴ”をモデルとして、数々の作品を生み出していく“熱帯のアトリエ”における芸術家の愛と苦悩。名画誕生の秘密が、いま、ようやく明かされる──。

ゴーギャンを演じたのは、『ブラック・スワン』『美女と野獣』のヴァンサン・カッセル。ゴーギャンその人に似せて、近代文明を捨てた野蛮さを身に纏った芸術家の才気を、見せつけている。
そして、ゴーギャンのタヒチ時代の数々の傑作に登場する、奔放な美と神秘に満ちた野生の娘たちを一つに凝縮した存在が、テフラであり、彼女を演じる17歳のツイー・アダムスを現地で“発見した”ことも本作を成功に導いていると言えるだろう。

  • 番組編成担当が語る作品の見どころ

    ゴーギャンの絵画、特にタヒチ時代の作品に馴染みがあり好きな方は多いと思いますが、彼が島でどのように土地の人々と交流し創作したかは未知で興味深いのでは。

    ゴーギャンのタヒチ滞在は、第一次タヒチ時代(1891〜1893年)と第二次タヒチ時代(1895〜1901年)の2度に渡ります。本作は、最初のタヒチへの旅の後、彼がその体験を虚実織り交ぜながら記した紀行エッセイ『ノア・ノア』を基に作られました。

    ゴーギャンを演じたのは、フランスを代表する俳優、ヴァンサン・カッセル。彼特有の野性味が、島の奥地の森へと分け入り、西洋文明から離れた過酷な暮らしを営みつつも、それを何処か楽しみ刺激を受け創作に没頭するゴーギャンにぴたりとはまっています。実際のゴーギャンの写真と比べてみても、眼の強さ、髭、鷲鼻がそっくり。

    そして鮮烈な輝きを放つのが、ゴーギャンのミューズとなるテフラ。彼女を演じる17歳のツイー・アダムスは現地のオーディションでキャスティングされた新星。奔放、優雅、無邪気、倦怠・・・相反するものが同居する彼女を奇跡的に“発見”できたことが本作品の最大の魅力に繋がっています。
  • お客様の声

    ●悲しいラストに泣けました。<40代>

    ●ゴーギャンの心情や環境によって変化する画面の明るさと、タヒチの雰囲気が伝わってくる作品でした。<女性・大学生>

    ●19世紀末のタヒチの光景を理解し、その土地での恋物語に心を打たれました。<女性・20代>

    ●テフラの目・鼻・口がとても美しく、ゴーギャンでなくても描いてみたい“タヒチのイブ”である。それにしても世の天才画家はどうして生活の心配なく、絵を描いて豊かに暮らせる生活が与えられないのであろうか。不条理に胸が打たれる。<女性・60代>

    ●絵を描くために生まれてきた人・・・。想像を越えていました。すごいです。<30代>

    ●ゴーギャンの絵に対する情熱に感動です!!<女性・70代>

    ●とても楽しみにしていたので、まず観られて良かったです。芸術家とは・・・と思い、胸があつくなりました。<女性・60代>

    ●ゴーギャンのタヒチでの生活は今までよく知らなかったので、勉強になった。<女性・40代>

    ●タヒチの風景がとても印象に残りました。<男性・20代>

    ●美しい風景と水のように静かに流れる音楽と感情の高まりに引き込まれました。<男性・40代>

    ●ゴーギャンの絵は好きです。タヒチでの生活は、思っていたより港近くが西洋化していて驚いた。奥地での部屋に、北斎の絵がよく映り、この映画が日本でがんばって欲しいというのを感じた。テフラはとてもよい。ゴーギャンの絵の中の女性そのもの。<50代>

     

監督
エドゥアルド・デルック
キャスト
ヴァンサン・カッセル、ツイー・アダムス、マリック・ジディ、プア・タウ・ヒクティニ
作品情報
2017年/フランス/102分
配給
プレシディオ

公式サイトはこちら

上映スケジュール

<混雑状況の目安>

(2018年3月2日 現在)

平日(毎月1日・毎週火曜は除く)

10:15

土日祝

10:15

サービスデー(毎月1日・毎週火曜)

10:15

落ち着いています

混み合います

大変混み合います

『ゴーギャン タヒチ、楽園への旅』
◆3/9(金)までの上映
[3/3(土)~3/9(金)]
連日... 10:15〜(終)12:15

概要

料金

一般・¥1,800 学生・¥1,500 (平日は学生・¥1,100) シニア・¥1,100 小・中・高校生¥1,000(税込)
【毎月1日、毎週火曜日、及び毎週日曜夜の最終回は¥1,100(税込)均一】

チケットガイド

会場

Bunkamuraル・シネマ

東京都渋谷区道玄坂2-24-1

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