Bunkamuraではこの春、「ブンカチャージ」と題し、心の栄養となる様々な文化芸術体験をお届けいたします。この期間に合わせて、Bunkamuraドゥマゴ文学賞では、読書をより身近に、より深くお楽しみいただけるよう、書店員さんがおすすめする書籍をご紹介してまいります。
選書テーマは「心をチャージしたいときに読む本」。WEB連載「私のBunkamuraドゥマゴ文学賞」にご参加いただいた渋谷周辺の書店の方々にご協力いただき、元気になりたい時に手に取る本や、原動力となる言葉が詰まった、心がときめく作品などが登場します。
今年は読書で“心をチャージ”する春を過ごしてみてはいかがでしょうか?
<No.7>
『旅の絵本』安野光雅 福音館書店
SPBS本店 田村結衣
1ページ目を開いた瞬間、遠い異国のはずだけれどどこか見覚えがあるようなあたたかい風景がいっぱいに広がり、心がじんわりとほぐれて穏やかな気持ちになる絵本です。中部ヨーロッパの街並みを俯瞰する構図で描かれており、そこで生活している人々を眺めていると思わず異国での暮らしを想像してしまいます。コロナ渦での就職活動で心が疲れていたときに救われた一冊です。
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<推薦いただいた書店>
ガラス越しに編集部が見えるつくりの本屋です。奥渋谷に訪れるみなさまの顔を想像しながら、スタッフが1冊1冊、丁寧に本を選んでいます。また、本のそばにある暮らしをイメージできるような雑貨や古着も、一緒に並べています。ふらりと立ち寄ったときに、思いがけない本との出会いをお楽しみいただけるような、心地よい場を目指しています。
https://www.shibuyabooks.co.jp/spbs/ (外部サイトにリンクします)
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