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「私のBunkamuraドゥマゴ文学賞」特別企画
【心をチャージしたいときに読む本】No.5

(2021.04.21)

Bunkamuraではこの春、「ブンカチャージ」と題し、心の栄養となる様々な文化芸術体験をお届けいたします。この期間に合わせて、Bunkamuraドゥマゴ文学賞では、読書をより身近に、より深くお楽しみいただけるよう、書店員さんがおすすめする書籍をご紹介してまいります。

選書テーマは「心をチャージしたいときに読む本」。WEB連載「私のBunkamuraドゥマゴ文学賞」にご参加いただいた渋谷周辺の書店の方々にご協力いただき、元気になりたい時に手に取る本や、原動力となる言葉が詰まった、心がときめく作品などが登場します。

今年は読書で“心をチャージ”する春を過ごしてみてはいかがでしょうか?


<No.5>

『考えごとしたい旅 フィンランドとシナモンロール』 益田ミリ 幻冬舎

ブックショップ ナディッフモダン 飯塚 芽

シナモンロールの色合いの帯とお菓子の箱包みのようなかわいい装丁と
一気に読んでしまいました。

いつもの忙しさから離れるために、心の遠征のために・・・旅はやっぱりいいなと思いました。
本を読むための、もしくは別の自分に出会うための旅もいいなと。

ミリさんは御本のなかで
「わたしを知る人間も必ず死ぬ。なにも残りはしない。そう思っていた頃もあったけれど、今は、少し違う。出会った人たちの中にもわたしのかけらは残り、わずかでもこの世界に反応しつづけ、原型を留めずとも消えずに伝わっていく・・」
私もそう思いました。たとえその人はいなくなったとしても、その人の思いはかたちをかえて継承されてゆく。

記憶は薄れていくものだけれど、その中心をつくっているものはなくならず新しい物語を語りはじめるのだと思います。

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<推薦いただいた書店>

ブックショップ ナディッフモダン

絵画、彫刻、映画、写真だけでなく、音楽や建築など視覚芸術にとどまらない20世紀の芸術を幹とし、人・時代・場所を支点として好奇心の枝葉が広がっていくように、文学やライフスタイル系の書籍、絵本やデザイン雑貨なども集めた樹木のような書店。

https://www.bunkamura.co.jp/bookshop/

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