Bunkamuraではこの春、「ブンカチャージ」と題し、心の栄養となる様々な文化芸術体験をお届けいたします。この期間に合わせて、Bunkamuraドゥマゴ文学賞では、読書をより身近に、より深くお楽しみいただけるよう、書店員さんがおすすめする書籍をご紹介してまいります。
選書テーマは「心をチャージしたいときに読む本」。WEB連載「私のBunkamuraドゥマゴ文学賞」にご参加いただいた渋谷周辺の書店の方々にご協力いただき、元気になりたい時に手に取る本や、原動力となる言葉が詰まった、心がときめく作品などが登場します。
今年は読書で“心をチャージ”する春を過ごしてみてはいかがでしょうか?
<No.1>
牧野伊三夫著
『画家のむだ歩き』中央公論新社・『アトリエ雑記』本の雑誌社
ブックショップ ナディッフモダン 飯塚 芽
どんな作家もアーティストも自分の作品を1つの言語として、何かを伝えてくれています。
そして今自分の置かれた状況を考えたり、ふと何かを思い出させてくれたりします。
私の好きな画家の牧野伊三夫さんの作品をみたり、著書を読んでいると記憶の蓋が開きはじめます。
そして私たちに気づきを与えてくれるのです。
日々の身近なところにある幸せ、生きていることの喜び・・
ふと見上げた空の美しさ、食べている時間の幸福。
この本を読んだあと、きっとあなたの日常がより一層愛おしく感じてくるにちがいありません。
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<推薦いただいた書店>
絵画、彫刻、映画、写真だけでなく、音楽や建築など視覚芸術にとどまらない20世紀の芸術を幹とし、人・時代・場所を支点として好奇心の枝葉が広がっていくように、文学やライフスタイル系の書籍、絵本やデザイン雑貨なども集めた樹木のような書店。
https://www.bunkamura.co.jp/bookshop/
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