フランス革命を専門とする歴史家エマニュエル・ド・ヴァレスケルが現代に対する考察を綴った「Le temps de s'en apercevoir それを思い出す時」。
タレーランとフーシェの伝記作家である同氏は18、19世紀を専門とする歴史家であり、マリー・アントワネット王妃の裁判についての著作を著してもいる。しかし61歳になるまで現代史に関する著述はなかった。
歴史家が同書で語るのは現代。家族のこと、エリゼ宮でのニコラ・サルコジ大統領との昼食、旅行、庭、犬、読書、(いつも穴の空いている)靴、愛煙家であること、そしてなぜ携帯電話を放棄したかについて。
Bunkamuraドゥマゴ文学賞 パリのドゥマゴ賞 Le Prix des Deux Magots Paris
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Le Prix des Deux Magots 2019

【受賞者】
Emmanuel de Waresquiel(エマニュエル・ド・ヴァレスケル)
【受賞作品】
『Le temps de s’en apercevoir(それに気づくとき)』
【出版社】
Iconoclaste
Emmanuel de Waresquiel
国籍 : フランス 1957年11月21日パリ生まれ。サン・クルー高等国立師範学校人文科学科を卒業 。歴史家、著述家、またフランス出版界を動かす一人でもある。
現在、高等研究実習院第4部門歴史学・哲学部長(IVe section, Sciences historiques et philologiques)。専門は19世紀フランス史、タレイラン、公法・行政史。ペラン社、タランディエ社、ラルース社の出版編集部長を歴任。全集担当編集長を務め、「Le Siècle rebelle(革命する時代)」、「Dictionnaire de la contestation au XXe(20世紀の異論辞典)」、「Dictionnaire des politiques culturelles en France au XXe siècle(20世紀フランスにおける政治文化辞書)などを刊行。ラルース社のTextes essentiels叢書の編集長。2003年度フランス国立映画センター(CNC)先行投資委員会メンバー、現在はrédaction de Commentaire, de la Revue des deux Mondes委員会、メーヌ地方アカデミー、ヴェルサイユ市アカデミー会員。