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Bunkamuraドゥマゴ文学賞 パリのドゥマゴ賞 Le Prix des Deux Magots Paris

Le Prix des Deux Magots 2018

【受賞者】

Julie Wolkenstein(ジュリー・ウォルケンシュテイン)

【受賞作品】

『Les Vacances(ヴァカンス)』

【出版社】

P.O.L.

1952年秋、ウールのとある荒れ果てた城を舞台にエリック・ロメールは自身の長編処女作となる「Les Petites Filles modeles(模範的少女たち)」を撮影していた。ほぼ完成した時、フィルムが消え、作品は未公開となった。
2016年春、元大学教授でセギュール夫人の研究者だったソフィーと、見失われた映画をテーマに論文を準備する青年ポールの二人は共にノルマンディーでこの一件に関する足跡、証人、説明を集める。映画を製作するベニン人の学生ジョゼフ・ケレは本当に、詩人でストリッパーの女性に恨みを抱いているのか。古城は何のためだったのか?セギュール夫人、エリック・ロメール、そして70年代のポルノ映画の関係は?捜査を進めるうち、ポールとソフィーは自分たち自身を捜査していることに気づくのだった。

Julie Wolkenstein

国籍:フランス
出身:パリ、1968年生
略歴:本名Julie Poirot-Delpechジュリー・ポアロ=デルペッシュは、アカデミーフランセーズ会員、ベルトラン・ポアロ=デルペッシュの娘。
カーン大学比較文学科助教授

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