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Bunkamuraドゥマゴ文学賞 パリのドゥマゴ賞 Le Prix des Deux Magots Paris

Le Prix des Deux Magots 2008

【受賞者】

DOMINIQUE BARBERIS(ドミニク・バルベリス)

【受賞作品】

『ケルク・ショーズ・ア・カシェ(かくしごと)』

【出版社】

ガリマール出版

Nはフランスのロワール川沿いの町。この物語の語り手は日曜画家で、町の博物館の警備員をしている。ある日の午後、昔の彼女に出くわす。その日の夜、彼女は売ろうとしていた家で死体となり発見される。至近距離で撃たれたのだ。

今年のパリ・ドゥマゴ文学賞はDOMINIQUE BARBERIS著 “Quelque chose à cacher” に決定!

2008年1月29日(現地)正午、パリのサンジェルマン・デ・プレにあるカフェ「ドゥマゴ」にて最終選考会が開かれ、ドミニク・バルベリスさんの小説“Quelque chose a cacher(かくしごと)”に決定した。この作品は「川、雨空、地域などの背景描写のみならず、平凡ながらも怪しげな登場人物の描写においても素晴らしい文体で小説を仕上げた。この妄想あふれる物語のすべてが現実味に満ちており、余分な言葉がひとつもない。」と選考会で絶賛された。

当日は第17回Bunkamuraドゥマゴ文学賞の受賞者である赤坂憲雄さんも授賞式に出席し、ドミニクさんと歓談した。

【受賞者プロフィール】
1958年生まれ。仏の高等師範学校出身で、パリ第4大学で文体論や文法論を教える。ガリマール社より98年に『ルール・エクスキズ(愉快な時間)』、2000年に『ル・タン・デ・ディウー(神々の時代)』、02年に『レ・カングルー(カンガルーたち)』、05年に『ス・キ・サンフイ(去っていくもの)』を発表した。

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