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Bunkamuraドゥマゴ文学賞 パリのドゥマゴ賞 Le Prix des Deux Magots Paris

Le Prix des Deux Magots 2007

【受賞者】

Stephane AUDEGUY(ステファン・オドゥギ)

【受賞作品】

『Fils unique』

「あの時以来、彼の消息はわからなくなった。それで一人息子になったわけだ」と、ジャン・ジャック・ルソーが「告白」の中でジュネーヴから逃げ出した兄、「フランソワ・ルソー」のことを記している。 ジャン・ジャックは、フランソワのことを淫らで自由思想家だと思っていたらしい。 本人もそれを否定するような文書も残していないし、自伝も書くまでもなかった。 このような欠落をどうにかしようと思って、彼の自伝を書いてみた。

パリ ドゥ マゴ賞はStephane AUDEGUY氏の“ Fils unique “ に決定

2007年1月30日、パリ、サンジェルマン・デ・プレの「レ・ドゥ・マゴ」にて今年のドゥ マゴ賞の選考会が行われ、Stephane AUDEGUY氏の” Fils unique ”に決定した。 受賞作品” Fils unique ”は直訳すると一人息子、という意味。 フランスの偉大なる思想家、ジャン=ジャック=ルソーの実兄を主人公に据えた物語だ。 ステファン・オドゥギ氏は1964年、トゥール市生まれ。現代文学の中・高等教育教授の資格を持ち、シャーロッツビル大学(アメリカ・バージニア州)でフランス語講師の職を得て映画界でも活躍した。現在は映画・文学史を教えている。パリ在住。 2005年に処女作、” La theorle des nuages (雲の理論)”(ガリマール出版)を発表、Prix Cine Roman 2006を受賞した。 第16回Bunkamuraドゥ マゴ文学賞受賞者の平松洋子氏もレセプションに出席、 Stephane AUDEGUY 氏を祝福した。

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