『コラージュ』とは、フランス語のcoller、「糊つけ」からの由来で絵画の技法のひとつである。 特にキュービズムの画家たちピカソ、ブラック、ハウスマン等がこぞって『コラージュ』を導入し、絵具では表現しきれない特殊なマチエール、リッチなテクスチャーで画風に深みのあるニュアンスをもたせた。
今回は和紙や雑誌などを用い、紙の質感や発色の違いを楽しんでみた。
白色に近い和紙に水彩の特徴を生かしながらの着色や原色の光沢を活かしたグラビア誌など、様々な制作方法を選択し、まず色紙のマイ・パレット作りから始める。それをさいたり切ったりしてボードやキャンバスに糊づけし、『コラージュ』の創作を行っていく。画題と紙との相性、具象か抽象か、まさに想像から創造への移行の旅である。
『コラージュ』のプロセスとして最初はデザインと向き合う。そしてムードを選ぶ。次に題材と向き合いながら常に濃淡に注意を払う。終盤は作品の声に耳を傾ける。もっと強弱を!もっと明るく!など。時には思惑とは全く違う展開になる場合もあり、その意外性、偶発性に魅了される。
I start off by selecting mood and image and focus my art work
on the expressions of nature or scenery. Embracing the
spontaneity of watercolor, washi and printed materials act to
describe line and space adding third dimensional qualities.
Value changes dramatizes the interplay among warm and cold
colors.
Painting could be exploratory and inspirationaI and the process,
truly fascinating and rewarding. Come join the fun.