
©Frenesy, La Cinefacture
胸が張り裂ける感動!(タイムアウト誌) 今年のベストの一本!(ローリングストーン誌)
1983年夏、北イタリアの避暑地を舞台に描く、『日の名残り』の名匠アイヴォリー×俊英グァダニーノ監督の傑作。
1983年夏、北イタリアの避暑地。17歳のエリオは、アメリカからやって来た24歳の大学院生オリヴァーと出会う。彼は大学教授の父の助手で、夏の間をエリオたち家族と暮らす。やがて激しく恋に落ちるふたり。しかし夏の終わりが近づいたとき……。
監督は、イタリアの俊英ルカ・グァダニーノ。脚色は、映画史に残る名作『日の名残り』のジェームズ・アイヴォリー。終盤でエリオの父が息子に語り掛ける台詞は、89歳の名匠からの珠玉のメッセージ。誰もが涙する本作のハイライトのひとつとなった。
誰もが胸の中にある柔らかな場所を思い返す。何ひとつ忘れたくないという想いに全米が恋した。
17歳と24歳の青年の、生涯忘れられない恋の痛みと喜びを描いた本作。男女を問わず、世代を問わず、たとえ今は忘れてしまっていても、誰もが胸の中にある柔らかな場所を思い出すような傑作だ。昨年11月に全米公開されると大ヒットを記録。オスカー前哨戦の賞レースを席巻し、アカデミー賞 作品賞、主演男優賞、脚色賞、歌曲賞の4部門ノミネート。いま世界中の映画ファンの注目を集めている話題作である。
アカデミー賞主演男優賞史上最年少受賞の呼び声高い、ディカプリオ以来の才能、ティモシー・シャラメ。
主人公エリオには本作が初主演のティモシー・シャラメ。相手役オリヴァーには『コードネーム U.N.C.L.E.』のアーミー・ハマー。ティモシー・シャラメは弱冠22歳でアカデミー賞主演男優賞にノミネート、受賞すれば史上最年少受賞となり、今やレオナルド・ディカプリオ以来の実力と人気を兼ね備えた才能とセンセーションを巻き起こしている。その表情だけを映し続ける、かつてない3分30秒にも及ぶ超長回しラストショットを見終えたとき、心を揺り動かされないひとはきっといない。