ホーム > Bunkamuraドゥマゴ文学賞 >「私のBunkamuraドゥマゴ文学賞」特別企画 【新たなトビラがみつかる本】No.2

Bunkamuraドゥマゴ文学賞 ニュース&トピックス News&Topics

「私のBunkamuraドゥマゴ文学賞」特別企画
【新たなトビラがみつかる本】No.2

(2022.03.15)

Bunkamuraではこの春、「ブンカチャージ2022」と題し、心の栄養となる様々な文化芸術体験をお届けいたします。この期間に合わせて、Bunkamuraドゥマゴ文学賞では、読書をより身近に、より深くお楽しみいただけるよう、書店員さんがおすすめする書籍をご紹介してまいります。

選書テーマは「新たなトビラがみつかる本」。新しいことに挑戦したくなる春にこそ読みたい、未知なる世界に誘う作品が登場します。本を選ぶのは、WEB連載「私のBunkamuraドゥマゴ文学賞」にご参加いただいた書店の方々。日頃から多くの文学作品に触れる書店員さんの、それぞれの想いをのせた推薦文とともに書籍をご紹介します。

今年の春は、新たなトビラを開く読書を体験してみませんか?


<No.2>

『春のこわいもの』川上未映子 新潮社

代官山 蔦屋書店 間室道子(文学コンシェルジュ)

すばらしくエレガントな表紙。なのに帯には「地獄」「悪夢」という言葉が。そのとおり!私はこんなに怖い本は読んだことがない、と震え上がりました。6つのお話の舞台はコロナ禍直前。でも登場人物たちのプライベートにはそれとは別の不安が押し寄せています。そしてどれも、怯えていたものがふっと消える、という終わり方をする。だからこそ、恐ろしい。着地なしで、どこまでも落ちていく不穏さを、彼らと読者が味わうのです。川上未映子さんの新たなトビラが今開かれた!


<推薦いただいた書店>

代官山 蔦屋書店

2011年12月のオープン以来、代官山のランドマーク的存在として注目されているライフスタイル提案型書店。建物は1号館、2号館、3号館に分かれ、個性ある品揃えと各ジャンルに専門知識をもつ「コンシェルジュ」がいることで知られている。

https://store.tsite.jp/daikanyama/ (外部サイトにリンクします)


「新たなトビラがみつかる本」TOPはこちら

PAGE TOP