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N響オーチャード定期 2011-2012シリーズ
N響オーチャード定期 2012-2013シリーズ
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N響オーチャード定期2011/2012シリーズ

第68回  2012/4/30(月・祝)15:30開演

指揮:ガエタノ・デスピノーザ
Conductor:Gaetano d'Espinosa
ヴァイオリン:パク・へユン
Violin:Hyeyoon Park

メンデルスゾーン:交響曲 第4番 イ長調 作品90「イタリア」
Mendelssohn:Symphony No.4 in A major,Op.90"Itarian"
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
Mendelssohn:Violin Concerto in E minor,OP.64
レスピーギ:交響詩「ローマの松」
Respighi:Symphonic Poem"Pines of Rome"

イタリアのマエストロらしい、イタリアにちなんだ歌に満ちた明快な音楽が披露される。

 イタリア出身のマエストロ、ガエタノ・デスピノーザらしい、イタリアにちなんだプログラム。20世紀イタリアを代表する作曲家の一人であるレスピーギは、ローマの歴史と風物を描いた交響詩「ローマ三部作」を残している。そのなかから最も人気の高い「ローマの松」が取り上げられる。別働隊のブラスも加わる「アッピア街道の松」の壮大なクライマックスは圧倒的。メンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」は、イタリア旅行の印象をもとに書かれた。イタリアの明るい風景や激しいサルタレッロ舞曲などが現れる。イタリアのマエストロらしい歌に満ちた明快な音楽が披露されることだろう。そのほか、2009年、ミュンヘン国際音楽コンクールで史上最年少優勝を飾った韓国の新星、パク・ヘユンが、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を弾くのも聴き逃せない。

指揮:ガエタノ・デスピノーザ

1978年、イタリアのパレルモで生まれる。最初はヴァイオリニストとして活躍。1992年、ヴィットリオ・ヴェネト・コンクールで最高位に入賞。クレモナでアッカルドに師事。1996年、ロヴェレ・ドーロ国際音楽コンクールで最高位に入賞。2003年から08年までドレスデン国立歌劇場管弦楽団のコンサートマスターを務めた。作曲家としては、ヴァイオリン協奏曲を書き、自ら独奏を務めてドレスデンで初演している。2008年以降、指揮者としての活動に専念。

ヴァイオリン:パク・ヘユン

2009年、ミュンヘン国際音楽コンクールで史上最年少優勝を飾り世界が注目するパク・ヘユンは、1992年、ソウル生まれ。4歳でヴァイオリンを始める、9歳でソウル・フィルと共演。ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学で学ぶ。2007年、シュポア国際コンクールで優勝。2010年んからクロンベルク・アカデミーでテツラフに師事。これまでに、バイエルン放送響、シュトゥットガルト放送響、マリインスキー歌劇場管弦楽団などのオーケストラと共演。