ラインナップに戻る

N響オーチャード定期 2011-2012シリーズ
N響オーチャード定期 2012-2013シリーズ
N響オーチャード定期 2013-2014シリーズ
N響オーチャード定期 2014-2015シリーズ

N響オーチャード定期2011/2012シリーズ

第67回 2012/3/20(火・祝)15:30開演

指揮:外山雄三
Conductor:Yuzo Toyama
ピアノ:セドリック・ティベルギアン
Piano: Cédric Tiberghien

ベートーヴェン:交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
Beethoven:Symphony No.8 in F major,Op.93
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
Ravel:Piano Concerto in C major
ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
Stravinsky: L'Oiseau de feu

生命力溢れる音楽を紡ぎ出すマエストロの至芸を多彩なプログラムで聴く。

 指揮者として、作曲家として、日本の音楽界を支え続けてきた外山雄三。1979年以来、正指揮者を務めるなど、N響との結びつきは特に強い。80歳を越えた現在もなお、生命力溢れる音楽を紡ぎ出すマエストロの至芸を多彩なプログラムで聴く。ベートーヴェンの交響曲第8番は、古典的なたたずまいにいたずら心やユーモアがあり、作曲者が、自らの交響曲第7番以上に第8番を愛していたという名曲。ストラヴィンスキーの「火の鳥」では、作曲家でもある外山が名手ぞろいのN響とともにストラヴィンスキーの鮮やかな管弦楽法を見事に再現してくれるに違いない。フランスのしゃれたセンスとジャズ・テイストが融合したラヴェルのピアノ協奏曲を、フランスの名ピアニスト、セドリック・ティベルギアンが奏でるのも楽しみだ。

指揮・外山雄三

1931年、東京生まれ。東京音楽学校(現・東京芸術大学)で作曲を学ぶ。1954年、NHK交響楽団の指揮研究員となる。1956年、N響を指揮してデビュー。1960年、N響の世界一周演奏旅行に帯同。自作の「管弦楽のためのラプソディ」が演奏される。1979年、N響正指揮者に就任。京都市交響楽団、名古屋フィル、神奈川フィル、仙台フィルの常任指揮者や音楽監督を歴任。韓国のスウォン・フィルの名誉指揮者。2度の尾高賞受賞など、作曲家としても高く評価されている。

ピアノ:セドリック・ティベルギアン

1975年生まれ。パリ音楽院でジェラール・フレミーに師事し、1992年、16歳でプルミエ・プリを受賞。1996年のジュネーヴ国際コンクールで第3位に入賞する。1998年、ロン=ティボー国際コンクールで第1位を獲得。以後、国際的に活躍。これまでに、パリ管弦楽団、フランス国立管弦楽団、フランス国立放送フィル、BBC交響楽団などと共演。ブラームスのハンガリー舞曲集、ショパンのマズルカ集、ショパンのバラード集などのディスクをリリース。