2014/11/9(日)、2015/1/31(土)、3/14(土)、4/29(水・祝)、7/4(土) <全5回>
Bunkamuraオーチャードホール
ムソルグスキー: | 歌劇「ホヴァンシチーナ」から 前奏曲"モスクワ川の夜明け"(リムスキー・コルサコフ版) |
Mussorgsky: Prelude "Dawn on the Moscow River" from the opera "Khovanshchina" (Rimsky-Korsakov version)
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
Tchaikovsky: Violin Concerto in D major, Op.35
プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」組曲から
Prokofiev: From the suite "Romeo and Juliet"
ロシア音楽の饗宴。ムソルグスキーが作曲したロシアの歴史絵巻ともいうべき歌劇「ホヴァンシチーナ」から前奏曲"モスクワ川の夜明け"が演奏される。ロシアの最も著名な作曲家チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を弾くのは、2013年に新日鉄住金音楽賞を受賞するなど、日本の若手ヴァイオリニストのなかでも最も期待されている一人である松田理奈。そして、20世紀ロシアを代表する作曲家であるプロコフィエフのバレエ音楽「ロメオとジュリエット」からの抜粋が演奏される。モダンな管弦楽法を極めたプロコフィエフの名曲は、N響の華麗なるアンサンブルを聴くには最適の作品である。指揮は、バルト三国の一つエストニア出身のアルヴォ・ヴォルマー。サンクトペテルブルク音楽院で学んだ彼は、ロシア音楽や北欧音楽に精通している。
1962 年、エストニアのタリン生まれ。サンクトペテルブルグ音楽院で指揮を学ぶ。1989年のニコライ・マルコ国際指揮コンクールで優勝。1993年から2001年までエストニア国立交響楽団の音楽監督、2004年からはエストニア国立歌劇場の芸術監督・首席指揮者を務める。フランス国立管弦楽団やヘルシンキ・フィルに客演。現在、イタリアのボルツァーノ=トレント・ハイドン管弦楽団の首席指揮者、アデレード交響楽団の首席客演指揮者のポストにある。
横浜出身。2001年、日本モーツァルト音楽コンクール・ヴァイオリン部門に最年少優勝。2004 年には日本音楽コンクールで第1位を獲得。桐朋学園大学に学んだ後、ニュルンベルク音楽大学及び同大学院でダニエル・ゲーデに師事。同大学にて教授アシスタントを務めた。2011年、ホテルオークラ音楽賞、2013年、新日鉄住金音楽賞を受賞。ラヴェル作品集やイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全集などのディスクが高い評価を受けている。