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N響オーチャード定期 2011-2012シリーズ
N響オーチャード定期 2012-2013シリーズ
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N響オーチャード定期 2014-2015シリーズ

N響オーチャード定期 2012-2013シリーズ

第75回 2013/7/7(日)15:30開演

井上道義、再登場!
スペインと関わりの深いプログラムを披露する。

ファリャ:バレエ組曲「三角帽子」第1部
Falla : "The Three-Cornered Hat", Part. 1
ビゼー:歌劇「カルメン」組曲から
Bizet : From "Carmen" Suite
ロドリーゴ:アランフエス協奏曲
Rodrigo : Conciert de Aranjuez
ファリャ:バレエ組曲「三角帽子」第2部
Falla : "The Three-Cornered Hat", Part. 2

井上道義がN響オーチャード定期に再登場し、今回はスペインと関わりの深いプログラムを披露する。ファリャの「三角帽子」はスペイン色濃い喜劇的なバレエ。彩り豊かな管弦楽が満喫できる。若い頃バレエにも取り組んでいたという身のこなしの井上がスペインの名曲で情熱的な指揮を披露することだろう。ビゼーの歌劇「カルメン」は、名旋律の宝庫。オーケストラだけでも十分に楽しめる。そして、最も有名なギター協奏曲である「アランフエスの協奏曲」は、スペインの作曲家ロドリーゴの代表作。第2楽章はポピュラーやジャズにもアレンジされるほどの名曲。すでにヨーロッパでブレーク中の若き天才ギタリスト、ミロシュがソリストとして登場する。地中海に面したモンテネグロ出身で、ロンドン王立音楽院で学んだ彼は、次代を担うギター奏者の一人である。

指揮:井上道義
Conductor : Michiyoshi Inoue

1946年、東京生まれ。桐朋学園で齋藤秀雄に師事。1971年、カンテッリ国際指揮者コンクールで優勝。1972年のチェリビダッケの講習会で第1位に選ばれる。ニュージーランド交響楽団首席客演指揮者、新日本フィルハーモニー交響楽団音楽監督、京都市交響楽団音楽監督を歴任。1993年、シカゴ交響楽団の定期演奏会にデビュー。2007年、5つのオーケストラとともに日比谷公会堂でショスタコーヴィチの交響曲全曲を演奏。現在、オーケストラ・アンサンブル金沢の音楽監督を務める。

ギター:ミロシュ
Guiter : Miloš

1983年、モンテネグロ生まれ。8歳でギターを始める。11歳でモンテネグロ音楽コンクールで優勝。生地ポドゴリツァの音楽学校で学んだ後、ロンドン王立音楽院に入学。マイケル・レヴィンに師事。首席で卒業し、同音楽院修士課程で学ぶ。ルツェルン音楽祭での演奏が注目される。ドイツグラモフォンでのデビュー・アルバムには、スペイン、イタリア、ギリシャなど地中海諸国の作曲家の作品を収め、2011年、イギリスやフランスでベスト・セラーとなった(日本では2012年4月発売)。