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N響オーチャード定期 2011-2012シリーズ
N響オーチャード定期 2012-2013シリーズ
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N響オーチャード定期 2012-2013シリーズ

第73回 2013/3/3(日)15:30開演

03年の名演の記憶も新しい飯森範親、
今回の共演にも大きな期待。

ウェーバー:歌劇「オイリアンテ」序曲
Weber : "Euryanthe", overture
リヒャルト・シュトラウス:ホルン協奏曲 第2番 変ホ長調 作品86
Richard Strauss : Horn Concerto No.2 in E-flat major, op. 86
チャイコフスキー:交響曲 第5番 ホ短調 作品64
Tchaikovsky : Symphony No.5 in E minor, op. 64

チャイコフスキーの交響曲第5番は、暗い運命的な主題が、苦悩を乗り越え、最後には喜びに満ちた勝利の音楽へと姿を変えるドラマティックな作品だ。山形交響楽団音楽監督、東京交響楽団正指揮者などを兼務する飯森範親は、2003年にN響とマーラーの交響曲第1番「巨人」で名演を残しているだけに、今回の共演も期待が大きい。また、約20年にわたって、ベルリン・フィルの首席ホルン奏者を務め、"ベルリン・フィルの顔"の一人であるシュテファン・ドールがリヒャルト・シュトラウスのホルン協奏曲第2番を吹くのは聴き逃せない。ドールは、2011年のラトル&ベルリン・フィルの日本公演で、細川俊夫の新作「ホルン協奏曲ー開花の時」の日本初演のソリストを務め、大きな話題となった。ホルンが大好きだったR・シュトラウスの名曲で超人的な演奏を繰り広げることだろう。

指揮:飯森範親
Conductor : Norichika Iimori

1963年、鎌倉生まれ。桐朋学園大学指揮科卒業後、ベルリンやミュンヘンで研鑽を積む。東京交響楽団専属指揮者、ザ・カレッジオペラハウス管弦楽団常任指揮者(現・名誉指揮者)、広島交響楽団正指揮者、ドイツのヴュルテンブルク・フィル音楽総監督(現・首席客演指揮者)などを歴任。現在、山形交響楽団音楽監督、東京交響楽団正指揮者、いずみシンフォニエッタ大阪常任指揮者を兼務。これまでに、チェコ・フィル、モスクワ放送交響楽団、NHK交響楽団などに客演。

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ホルン:シュテファン・ドール
Horn : Stefan Dohr

1965年、ドイツのミュンスター生まれ。エッセンとケルンで学ぶ。19歳でフランクフルト歌劇場管弦楽団の首席ホルン奏者となる。バイロイト祝祭管弦楽団やニール・フィルハーモニック管弦楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団などの首席奏者を歴任。1993年からベルリン・フィルの首席奏者を務めている。ソリストとして活躍するほか、アンサンブル・ウィーン=ベルリン、ベルリン・フィル八重奏団などのメンバーとして、室内楽にも取り組んでいる。