ブラームス:悲劇的序曲 作品81
Brahms : Tragic overture, op. 81
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 作品26
Bruch : Violin Concerto No.1 in G minor, op. 26
チャイコフスキー:交響曲 第4番 へ短調 作品36
Tchaikovsky : Symphony No.4 in F minor, op. 36
マリス・ヤンソンスやアンドリス・ネルソンスなど、ラトヴィアからは才能豊かな指揮者が輩出されているが、また一人、新進気鋭の指揮者が登場する。アンドリス・ポーガ。地元で学んだ後、ウィーンに留学し、小澤征爾のマスタークラスにも参加。スヴェトラーノフ指揮者コンクールで優勝し、国際的に注目される。現在は、パリ管弦楽団で、パーヴォ・ヤルヴィのもと、アシスタント・コンダクターを務める。チャイコフスキーの交響曲第4番は、コンクールのガラ・コンサートで指揮した彼の得意のレパートリー。熱く、オーラを感じさせる指揮を披露してくれそうだ。ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番で独奏を務めるのは、2005年のロン・ティボー国際音楽コンクールで第2位に入賞した、南紫音。最もフレッシュな指揮者とソリストとの組み合わせが楽しみな演奏会だ。
1980年、ラトヴィア生まれ。ラトヴィア音楽院の指揮科を卒業。その後、ウィーン国立音楽大学でラヨヴィッチに師事。そのほか、同郷のマリス・ヤンソンスや小澤征爾のマスタークラスも受ける。2007年、リガ交響吹奏楽団の音楽監督に就任。2010年、モンペリエのスヴェトラーノフ国際指揮者コンクールで第1位。ラトヴィア国立交響楽団に定期的に客演。現在、パリ管弦楽団で音楽監督パーヴォ・ヤルヴィのもと、アシスタント・コンダクターを務める。
1989年、北九州生まれ。3歳よりヴァイオリンを始める。桐朋学園大学で原田幸一郎に師事。2004年、イタリアのナポリで開催されたアルベルト・クルチ国際ヴァイオリン・コンクールに15歳で優勝。2005年には、ロン=ティボー国際音楽コンクールで第2位に入賞。これまでにフランス国立管弦楽団、サンカルロ歌劇場管弦楽団、ミラノ・スカラ座室内合奏団などと共演。ユニバーサルミュージックより2枚のアルバムをリリースしている。