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N響オーチャード定期 2011-2012シリーズ
N響オーチャード定期 2012-2013シリーズ
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N響オーチャード定期 2014-2015シリーズ

N響オーチャード定期 2012-2013シリーズ

第72回2012/12/16(日)15:30開演

N響名誉音楽監督デュトワ十八番の、
フランス&ロシア・プログラム。

ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ
Ravel : Noble and Sentimental Waltz
サン・サーンス:ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 作品22
Saint- Saëns : Piano Concerto No.2 in G minor, op.22
リムスキー・コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
Rimsky-Korsakov : Symphonic Suite "Scheherazade"

N響名誉音楽監督シャルル・デュトワの十八番である、フランス&ロシア・プログラム。ラヴェルとリムスキー・コルサコフという、フランスとロシアの管弦楽法の大家の作品を並べるところがデュトワらしい。交響組曲「シェエラザード」は、シェエラザード姫が語る「千夜一夜物語(アラビアン・ナイト)」の世界が華麗な管弦楽法によってエキゾチックに描かれる。N響の名手たちの妙技とともに、オーケストラ音楽の醍醐味が満喫できるだろう。シェエラザード姫を表す、コンサートマスターのソロも聴きものだ。ラヴェル作品では、優雅な演奏が楽しめる。サン・サーンスのピアノ協奏曲第2番で独奏を務める児玉桃は、パリで育ち、フランス音楽を得意としている。サン・サーンスの代表的な作品でエレガントな演奏を聴かせてくれるに違いない。

指揮:シャルル・デュトワ
Conductor : Charles Dutoit

スイスのローザンヌ生まれ。ベルン交響楽団やエーテボリ交響楽団などの指揮者を歴任し、その後、四半世紀にわたってモントリオール交響楽団の音楽監督を務めて、同響を世界屈指のアンサンブルに鍛え上げる。その後、フランス国立管弦楽団の音楽監督も兼務。現在は、フィラデルフィア管弦楽団とロイヤル・フィルの首席指揮者を兼務。NHK交響楽団では、1996年に常任指揮者に就任し、1998年から音楽監督を務め、現在は名誉音楽監督のポストにある。

ピアノ:児玉 桃
Piano : Momo Kodama

大阪に生まれ、1歳で家族とともにヨーロッパに渡り、幼い頃から、ジュルメーヌ・ムニエに師事。13歳でパリ国立高等音楽院に入学。タチアナ・ニコライエワ、アンドラーシュ・シフ、マレイ・ペライア、ヴェラ・ゴルノスタエヴァに学ぶ。16歳でピアノと室内楽のクラスを審査員全員一致のプルミエ・プリで卒業。1991年、ミュンヘン国際音楽コンクールに最年少の19歳で最高位入賞している。以後、国際的に活躍。最近では、2011年、プレヴィン指揮NHK交響楽団によるメシアンの「トゥランガリラ交響曲」でソリストを務め、高い評価を得る。姉である児玉麻里とのピアノ・デュオも行っている