動物や花を閉じ込め、魔法をかけて1センチほどにしてしまったかの様な、小さな小さなガラスの欠片。それがナカダマサヒデの作りだす作品たちです。
ゾウ/ヒョウ/カエル/ヤモリ/トンボなどの動物、ドラゴン/フェアリーなどの幻獣、バオバブの木/ヤシの木/スイレンなどの植物、青空に浮かぶ雲/オーロラなどの景色、星座/天の川などの宇宙。そのままを、ギュッと濃縮して固めてしまったと見まがうリアルな造形。それを1~2センチのガラスの欠片の中に細工しています。ガラス板を削り、割り、粉にしたものを材料にしており、何も無い所から生み出す技は、作家ナカダが自ら編み出したオリジナルの技法です。
今展示は「ヒカリ」がテーマです。海に降り注いだ日光が海底に描く光の網模様、水面に映った月明かり、宝石から放たれる魅惑的な輝きなど、光をテーマにガラス作品を制作してまいりました。
物語のワンシーンを切り取った様な作品たちを是非ご覧ください。
※ 作家は連日在廊予定です。
<ナカダマサヒデ 略歴>
■ 略歴
法政大学在学中、色彩能力検定1級取得
2002年 独学でガラス工芸始める
2003年 各地百貨店にて展示販売
2010年 名古屋LACHIC 神戸TOR GALLERY 個展
2011年 表参道ヒルズ gallery80 個展
2013年~Bunkamura Box Gallery 個展