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ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラThe Price of Desire

10/14(土)よりロードショー
◆12/8(金)までの上映 ※12/7(木)は休映
会場:Bunkamuraル・シネマ

©Julian Lennon 2014. All rights reserved. ©2014 EG Film Productions / Saga Film

モダニズム華やかなりし時代、二人の天才建築家の惹かれながらも相克する関係を美しき映像で綴る極上のドラマ

1920年代、のちの近代建築の巨匠ル・コルビュジエは、気鋭の家具デザイナーとして活躍していたアイリーン・グレイに出会う。彼女は恋人の建築家、評論家ジャン・バドヴィッチとコンビを組み、建築デビュー作である海辺のヴィラ<E.1027>を手掛けていた。陽光煌めく南フランスのカップ・マルタンに完成したその家はル・コルビュジエが提唱してきた「近代建築の 5 原則」を具現化し、モダニズムの記念碑といえる完成度の高い傑作として生みだされていた。当初はアイリーンに惹かれ絶賛していたル・コルビュジエだが、称賛の想いは徐々に嫉妬へと変化していく…。

長らく建築史から覆い隠されてきた「壁画事件」。幻の邸宅が辿った数奇な運命──。

昨年、上野の国立西洋美術館が世界文化遺産登録されたことも記憶に新しい近代建築の巨匠ル・コルビュジエ。彼には生涯で唯一、その才能を羨んだと言われる女性がいた。彼女の名はアイリーン・グレイ。2009年にクリスティーズで行われた『イヴ・サンローラン&ピエール・ベルジェ・コレクション 世紀のオークション』において史上最高額(約28億円)でで落札された椅子<ドラゴンチェア>を手掛けたことでも知られるアイルランド出身の女性デザイナー・建築家だ。南仏の海辺に立つ彼女の別荘<E.1027>はモダニズム建築市場に残る傑作とされるが、そこは長く近代建築の巨匠ル・コルビュジエの作とされ、アイリーンの存在は歴史の影に覆い隠されてきた。そこには光り輝く才能を発揮するアイリーンに対する、ル・コルビュジエの密やかな嫉妬と欲望が絡まりあう、知られざる愛憎のドラマがあった。時代を超え、後世に影響を与え続ける二人のアーティストの人生を、実際の建築や家具などを用いながら眩しい映像美でつづった本作。アイリーン・グレイをBBCの人気ドラマ「MISTRESS<ミストレス>」のオーラ・ブラディ、ル・コルビュジエを『インドシナ』のヴァンサン・ペレーズ、グレイの恋人の一人で、当時フランスで名を馳せた歌手のマリサ・ダミアをアラニス・モリセットが演じている。

  • 番組編成担当が語る作品の見どころ

    2016年に国立西洋美術館が世界遺産に登録され、日本でも俄かに注目を集めている20世紀最高の建築家、ル・コルビュジエ。そんな彼が唯一嫉妬した女性と言われているのがアイリーン・グレイ。インテリアデザイナーとして有名であったこともあり、建築家という認識はあまり持たれていないかもしれませんが、『ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ』では、その知られざる姿を見ることができます。

    女性が第一線で活躍するのが難しかった時代に、信念を持って自分のスタイルを貫いた女性。たとえアイリーンのことを知らなくても、彼女が作った家具を目にした方は多いはず。40代後半で新たに建築を学び挑戦をし、住まう人の個性やライフスタイルに合わせた家づくりをする等、先進的な生き方をした人です。控えめで忍耐力のある精神は日本人には共感しやすいところだと思います。

    本作は、実際にアイリーンが設計したヴィラ<E.1027>で撮影しているので、インテリアや建築が好きな方には興味深いことでしょう。南仏の知る人ぞ知るリゾート地、カップ・マルタンの美しい景色と合わせて、ぜひご堪能ください。
  • お客様の声

    建築デザインにまつわる映像だけでも価値があると思います。生き方、考え方の参考にもなりました。<男性・50代>

    映像がとても美しかった。<男性・学生>

    ル・コルビュジエにこんな隠された事実があるとは全く知りませんでした。アイリーン・グレイの生き方にとても感動し、すばらしい作品でした。<女性・50代>

    ・芸術をうみ出す選ばれし人々の心の葛藤を垣間見ることができたような気がした。<50代>

    ・アイリーンのブレない生き方、すてきでした。<女性・50代>

    家に生命を吹き込むのは、人間、家具を含めた、人のセンスである。<70代>

    物にこめられた人の思いや歴史が伝わってきた。<女性・60代>

    ・住宅はだれのものか、またそこになにが加わればより高い精神性を追求できるかを考えさせられた作品。<60代>

    建築好きは必見です!<女性・40代>

監督
メアリー・マクガキアン
キャスト
オーラ・ブラディ、ヴァンサン・ペレーズ、ドミニク・ピノン、アラニス・モリセット
作品情報
2015年/ベルギー・アイルランド/108分
配給
トランスフォーマー

公式サイトはこちら

上映スケジュール

<混雑状況の目安>

(2017年12月6日 現在)

平日(毎月1日・毎週火曜は除く)

19:10

土日祝

19:10

サービスデー(毎月1日・毎週火曜)

19:10

落ち着いています

混み合います

大変混み合います

『ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ』
◆12/8(金)までの上映
[11/25(土)〜12/8(金)]
連日...19:10〜(終)21:15

※12/7(木)の19:10の回は休映

概要

前売り券情報

特別鑑賞券1,500円(税込)好評発売中
[一般料金1,800円(税込)の処]
劇場窓口にて特別鑑賞券をお買い求めの方に、
<特製ポストカードセット>をプレゼント!(限定数)

料金

一般・¥1,800 学生・¥1,500 (平日は学生・¥1,100) シニア・¥1,100 小・中・高校生¥1,000(税込)
【毎月1日、毎週火曜日、及び毎週日曜夜の最終回は¥1,100(税込)均一】

チケットガイド

会場

Bunkamuraル・シネマ

東京都渋谷区道玄坂2-24-1

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