熊川哲也が手塩にかける次世代の才能が集結。それがKバレエ ユース――。
熊川哲也が総監督を務めるKバレエ ユースは、22歳までの若手ダンサーにより構成されるジュニア・カンパニー。メンバーは厳正なるオーディションにより選出され、リハーサルから本番に至るまでプロのバレエ団と遜色のない舞台環境で研鑽を積んでいます。まさに、即戦力を兼ね備えたダンサーを育成する“バレエ学校とバレエ団の間のような存在”がKバレエ ユース、と言えるでしょう。
2013年には第1回記念公演としてカンパニーと同じ熊川版『白鳥の湖』を、そして翌年には、世界初演のオリジナル・バレエ『トム・ソーヤの冒険』を上演。プロ顔負けの感動を呼び起こし、「子供達の一生懸命な姿が、感動的というレベルをはるかに超える」と評され、大きな話題になりました。
3作目の挑戦は古典の超大作『眠れる森の美女』!宮尾俊太郎らカンパニーより豪華メンバーが多数出演!
設立から4年目を迎える今年、彼らが挑むのはチャイコフスキーの3大バレエの一つ『眠れる森の美女』。大人数のダンサー、大規模な美術、そして、主役を踊るダンサーには確乎たるバレエの技術を必要とする作品で、バレエ団がレパートリーにするのはなかなか難しい超大作として知られています。
しかも今回は、Kバレエ カンパニーで上演されている熊川版をそのまま上演。熊川の「子供達にこれほどの大作を与えることは大きな決断だった」という言葉からも、いかに大きな挑戦であるのかがお分かりいただけるはず。
オーロラ姫役に抜擢されたのは、物語の設定と同じ16歳の八木りさと、天性の愛らしさを持つ柔和な踊りが魅力の佐伯美帆。その他、カンパニー本公演でも抜擢が続いている堀内將平と、山本雅也が初役となるフロリムント王子に挑むほか、普段は王子役を当たり役にしているプリンシパル宮尾俊太郎と、日本人離れした演技力を持つ杉野慧が必見のカラボスを演じるなど、カンパニーの精鋭たちが若きユースメンバーをバックアップすべく多数出演するというから大変豪華!第一線で活躍しているダンサーが惜しみなくその経験を次世代に伝えるのも、このKバレエ ユースの素晴らしさといえるでしょう!
熊川の志を受け継ぐ若き才能が、とどまることのない輝きをお贈りするKバレエ ユース公演に、ぜひご期待ください!