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舟越桂『私の中のスフィンクス』
2008年
エッチング
94×77cm |
彼方からの旋律が響く、静謐で透明な世界
―詩情豊かな風景に立ち現れる人物を描く夭折の画家・有元利夫
―遠くを見つめ静かに佇む人物像を作る彫刻家・舟越桂
二人の作家はかつて親交があったといいます。
未完成の作品を壁に架けたまま、時には何年も「お呼びの声」がかかるのを待つという有元に対し、「人物が『いる』という感じが出てきたら鑿を置く」という舟越。彼らは、作品と対話しながら、時が満ち完成するのを待つというスタイルで制作し続けてきました。あるいは彼らの「完成」はもっと遠い先にあるのかもしれません。それは二人が時代を経ても変らないもの、深い精神性を見つめ形にしてきたからではないでしょうか。二人に共通する叙情性のある作品は作家の手を離れてなお、それを見る人によって変化することでしょう。
本展では有元利夫、舟越桂の版画作品併せて約60点を展覧販売します。
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