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トレヴァー・ブラウン
「green tea party」
2009年 |
少女が宿す狂気
トレヴァー・ブラウン(Trevor Brown)は1959年にロンドンで生まれた画家・イラストレーターです。彼の過激な作風は母国イギリスでは受け入れられず、1993年に自由な表現が可能な日本へと移住してきました。それ以後は世界に類を見ない独自性を持つ日本のサブカルチャーにも強く影響を受け、一見すると幻想的ですが、痛烈なメッセージを放つ作品を多く発表。現在は日本だけでなくアメリカやヨーロッパでも多くのファンを得ています。彼のモチーフとなるのは主に「少女」。それも極端にサディスティックなエロチシズムで記号化され、トレヴァー独特の美的解釈で愛らしく、時には即物的に昆虫や動物に戯画化された少女たちです。
破滅的でフェティッシュな欲望。狂気と理性。背反するもの同士が融合するパラドクス。
反発しあうエネルギーは、やがて観る者の意識をグロテスクな世界から崇高な世界へと誘います。
山吉由利子は独特の表情をした人形を創作しているアーティスト。その独自の世界観が高い評価を受けています。彼女が現出させる人形たちはその目に何も映しません。ただただ深い空虚を湛えているだけです。しかしながら感情の不在が放つ存在感は見る者の意識を引き付けて離しません。
本展では互いにリスペクトしあうトレヴァー・ブラウンと山吉由利子の二人による、L・キャロルの「不思議の国のアリス」を題材にした作品を展覧販売致します。
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