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ホーム > シアターコクーン > ラインナップ > シアターコクーン・オンレパートリー2016 芸術監督 蜷川幸雄・追悼公演 ビニールの城

ラインナップ | シアターコクーン

シアターコクーン・オンレパートリー2016
芸術監督 蜷川幸雄・追悼公演
ビニールの城

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2016/8/6(土)~8/29(月)
 

Bunkamuraシアターコクーンの蜷川幸雄芸術監督(80歳)は、昨年12月半ばに軽い肺炎を起し、入院後、現場に復帰しようという強い意志の もと治療・リハビリをしておりましたが、2016年5月12日、肺炎による多臓器不全の為、午後1時25分に永眠いたしました。

20年間の永きにわたり当劇場の芸術監督に就いて頂き、共に製作した舞台は、実に49作品を数えます。改めて深い謝意をお伝えすると共に、故人のご冥福をお祈りいたします。

Bunkamura

 

美しく、悲しい、“へだたり”愛の物語―――。
伝説を背負う作品が30年の時を経て蘇る!

80年代を圧倒した劇団第七病棟に唐十郎が書き下ろした「ビニールの城」。廃館となっていた浅草の映画館・常盤座を劇場に選定(85年初演)。演出も務めた石橋蓮司、緑魔子らの熱演に加え本水を使用したスペクタクルな演出は大きな話題を呼び、まさに、アンダーグラウンド演劇最高峰の【伝説的作品】となりました。

蜷川芸術監督は、近年「下谷万年町物語」(2012年)、「盲導犬」、「唐版滝の白糸」(13年)と傑作唐戯曲を立て続けに上演。スター俳優たちの魅力を注ぎ込み、戯曲のもつ普遍的な詩情とエネルギーを描き出すことで“出会えなかった観客たち”を熱狂させてきました。

自身初演出となる「ビニールの城」への意欲も強く、これ以上はない強力なキャスティングが実現していました―。

過去の蜷川とのタッグ2作品では、瑞々しい少年の立姿が際立った森田剛。今回は生身の接触を激しく拒絶し、「遠くからきた人」と呼ぶ人形を介してしか世界と向き合えない青年【朝顔】を演じます。ナイーブさと野性味の両面を持つ森田の魅力が発揮されることでしょう。ヒロイン【モモ】には益々輝きを増す宮沢りえ。清濁を併せ呑む唐戯曲のヒロインを、生々しい質感を持って演じられる得難い女優、宮沢の真骨頂に注目が集まります。モモへの愛故に、いかなる状況をも甘受する実直な男【夕一】には、大人計画の中でも唯一無二の存在感を放つ、荒川良々が決定!

不器用にいじらしく三角関係を展開する男女の周囲には、これも唐戯曲の魅力のひとつと言える、露悪的でありながらどこか優しくユーモラスな登場人物たちが蠢きます。緩急自在、情熱溢れる演技で魅了する六平直政。映像での活躍も目覚ましい江口のりこ。抜群の安定感で舞台に奥行を与える石井愃一、大石継太、鳥山昌克、柳憂怜ら、存在感たっぷり、濃厚な顔合わせが実現しました。

そして、この度、演出を務めることになった金守珍は、劇団・新宿梁山泊主宰。まさに唐十郎、蜷川幸雄、両虎を師とし、アンダーグラウンド演劇に真正面から取り組んできた演劇人です。得難い個性を持つ俳優として蜷川がキャスティングすることも多く、寺山修司作「血は立ったまま眠っている」(10年)で森田剛と、「下谷万年町物語」「盲導犬」で宮沢りえと、それぞれ共演をしています。

蜷川幸雄からの信頼も篤い、現代演劇界を牽引する強力なキャスト、スタッフが集結し、蜷川が敬愛の念を隠さなかった唐十郎の、美しく哀しい“へだたり”愛の物語を、情熱をもって上演致します。どうぞ、ご期待ください!!

  • 演出:金 守珍(キム・スジン)全文コメント
     蜷川さんの訃報を聞き、あぁ、とうとうその日が来たのかと、全身の力が抜けた。それは14年前に父を亡くした時の感覚と、とてもよく似ていた。
     演劇を志した若い頃、初めて蜷川さんが演出する『オイディプス王』を見て、これほどダイナミックな表現をする日本人がいるのかと激しい衝撃を受けた。そこで私は「蜷川教室第一期生募集」の告知を見つけた時、迷わず応募した。
     教室で蜷川さんはしきりに「おまえら、唐十郎の状況劇場を見て来たか!」と檄を飛ばし、エチュードでは『盲導犬』が使われる。その台詞に感動を覚え、状況劇場の『ユニコーン物語』を見に行くと、意味はよくわからないがなぜか体がカッと燃え上がった。その後『近松心中物語』や『ノートルダム・ド・パリ』『ロミオとジュリエット』の舞台に立たせてもらったが、熱気をはらんだテント芝居が忘れられない。そこで『ロミオとジュリエット』の楽日に帝国劇場の屋上で打ち上げをしている時、蜷川さんに「しばらく状況劇場で修行し、成長して帰ってきます」と宣言した。1979年夏のことだ。
     翌日から毎日唐十郎の稽古場に押しかけ、6日目にやっと本人にお会いでき、「丁稚奉公をさせてください」と直談判。そこから研究生以下の「飼育生」としての生活が始まる。私は唐さんの小説を芝居化したりするなかで徐々に認められ、異形の役をもらえるようになった。たまに状況劇場を見に来る蜷川さんからは、「おまえ、がんばっているな」と声をかけてもらった。
    1987年、唐さんの『少女都市からの呼び声』を自ら作り上げたいと思いから、新宿梁山泊を旗揚げした。旗揚げ当初は在日コリアンをテーマにした作品が中心だったが、満を持して唐十郎の作品を演出。以来、今に至るまで唐作品に取り組み続けている。
    私は演出家としても、役者としても、若い日に蜷川さんから教わったふたつの言葉を自分の座右の銘としてきた。そのひとつが「幕開き3分勝負」。日常を背負って劇場に来た観客を、3分以内に日常から引き離さなくてはいけない。その仕掛けをいかにつくるかが、演出家の重要な仕事だ。もうひとつが、「役者は一生自分の言葉を持つな。そこに悲惨と栄光がある」。役者は自分の生理で台詞を変えてはいけない。作家の言葉を完全に消化する、精神と肉体のタフさを持たねばならない。そしてスペクタクルな演出も、蜷川さんから学んだ。
    蜷川さんが演出する寺山修司作品『血はたったまま眠っている』に役者として出て呼ばれたのは、6年前のことだ。公演中、「僕の演出は、すべて蜷川さんからもらったものです。僕は蜷川さんの弟子でいいですよね」と言ったら、蜷川さんはすっと手を出して私に握手を求め、「ありがとう」とひとこと言ってくれた。その瞬間、涙があふれ出て止まらない。5年くらいで戻るつもりでアングラの世界に修行に出て、実に31年。放蕩息子はやっと演劇的父の懐に戻ってくることができたのだ。
     蜷川さんはもともとアングラ演劇から出発し、商業演劇で「世界の蜷川」となった。だが常に、アングラ演劇への強い思いを持ち続けていた。テントという子宮の中に咲く闇の花は、大きな劇場の光の元でも決してその魅力を失わない。そのことをダイナミックかつ繊細な演出で、私たちに見せてくれた。  
    晩年はもう一度アングラと向き合い直したいという思いから、唐十郎や寺山修司の作品をたてつづけに演出した。そんな蜷川さんがどうしても手掛けたかったのが、唐十郎の『ビニールの城』だ。それだけ思いの深い作品だった。その願いがかなう前に逝ってしまったことは、本当に悔やまれてならない。
     私はこの作品に役者としてキャスティングされていたが、蜷川さんが入院したため、演出を手助けできないかと考えていた。だが、それは叶わなかった。演出を依頼されたからには、蜷川さんはこうしたかったであろうとイメージし、そこに向かって全力で進むしかない。
     蜷川さんの死によって、アングラ1世代は確実に終わろうとしている。アングラ芝居は一種の風俗として始まり、世界に誇る日本の演劇文化として育っていった。この文化をしっかり定着させ、次代につなげていけるかどうかは、私たち2世代目、3世代目にかかっている。演出家・蜷川幸雄が最後まで抱き続けた、劇作家・唐十郎への敬愛の念を、なんとか形にしていきたい。この2人のエッセンスを後世につなげていくことが、私の使命だと思っている。

    2016年5月16日  新宿梁山泊代表  金 守珍
  • 略歴
    金 守珍(キム・スジン)

    演出家・蜷川幸雄に師事し、蜷川スタジオに所属。『近松心中物語』等に出演し、演劇の基礎を学んだ。78年より唐十郎の状況劇場に参加し、独自の表現スタイルであるテント演劇のノウハウを獲得し、その後、87年に新宿梁山泊を創立。89年には小劇場として初めて韓国三都市公演を行う。第17回『テアトロ演劇賞』を受賞。その後も、ドイツ、中国、韓国などに招聘され、高い評価を受けた。叙情的ノスタルジアを呼び起こす濃密な舞台空間を創造する手腕。エネルギッシュ且つ強烈なビジュアルを印象付ける演出力に高い評価が集まっている。また演劇公演以外にもロックコンサート、韓国伝統音楽会各種イベント、デザイン博覧会などの演出をはじめとして様々な芸術活動を行っている。

  • 概要
  • チケット情報

スタッフ

作:唐 十郎  演出:金 守珍 監修:蜷川幸雄
美術:中越 司 照明:勝柴次朗 音響:井上正弘 音楽:大貫 誉 衣裳:宮本宣子 ヘアメイク:鎌田直樹 腹話術指導:いっこく堂 振付・演出助手:大川妙子 殺陣:佐藤正行 舞台監督:足立充章

出演

森田 剛、宮沢りえ、荒川良々、江口のりこ、大石継太、鳥山昌克、柳 憂怜、広島 光、塚本幸男、澤 魁士、松田慎也、申 大樹、八代定治、染野弘考、小林由尚、三浦伸子、渡会久美子、プリティ太田、赤星 満、野澤 健、石井愃一、金 守珍、六平直政

公演日程

2016/8/6(土)~8/29(月)

8/6(土)19:00
8/7(日)14:00
8/8(月)14:00/19:00
8/9(火)14:00
8/10(水)休演
8/11(木)19:00
8/12(金)14:00
8/13(土)14:00/19:00
8/14(日)14:00
8/15(月)14:00/19:00
8/16(火)14:00
8/17(水)休演
8/18(木)19:00
8/19(金)19:00
8/20(土)14:00/19:00
8/21(日)14:00
8/22(月)14:00/19:00
8/23(火)14:00
8/24(水)休演
8/25(木)14:00/19:00
8/26(金)14:00
8/27(土)14:00/19:00
8/28(日)14:00
8/29(月)14:00

2016年
8月
6
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(火)
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(水)
14:00  
 
19:00          

2016年
8月
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(金)
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(金)
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(土)
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(日)
29
(月)
14:00    
19:00          

会場

Bunkamuraシアターコクーン

[主催]
Bunkamura

[企画・製作]
Bunkamura

料金

S席・¥11,500  A席・¥9,000 コクーンシート・¥6,000 (税込・全席指定)

※未就学児童のご入場はご遠慮いただいております。
※コクーンシートは、特にご覧になりにくいお席です。ご了承の上ご購入ください。
※チケットをご購入いただいたお客様で車椅子でご来場の方は、当日スムーズにご案内させて頂くため、公演日前日までにBunkamuraへご連絡ください。
※営利目的でのチケットのご購入ならびに転売は固くお断りいたします。

MY Bunkamura先行販売

取り扱いなし

一般発売

2016/06/19(日)

枚数制限

発売日初日のみ1回の受付につき4枚まで。

チケット取扱い

<Bunkamuraでのお申込み>
お電話でのお申込み

Bunkamuraチケットセンター(オペレーター対応/10:00~17:30)
03-3477-9912<6/19(日)発売日初日特別電話>
03-3477-9999<6/20(月)以降、残席がある場合のみ取扱いあり>

カウンターでのお申込み

<6/20(月)以降、残席がある場合のみ取扱いあり>
Bunkamuraチケットカウンター<Bunkamura1F 10:00~19:00>
東急シアターオーブチケットカウンター<渋谷ヒカリエ2F 11:00~19:00>

※本公演のBunkamuraでの一般発売日<6/19(日)>は、Bunkamuraチケットセンター特別電話のみの受付。オンラインチケットMY Bunkamuraでのお取扱いはございません。Bunkamura及び東急シアターオーブチケットカウンター(店頭)での販売はございません。

<その他プレイガイドでのお申込み>

※各社オンラインでのお取扱いはございません。
※0570で始まる電話番号は、一部の携帯電話、PHS全機種、CATV接続電話、IP電話からはご利用できません。
※音声自動応答での受付番号は、ダイヤル回線からのご利用はできません。

お電話でのお申込み

チケットぴあ
0570-02-9855<Pコード不要 10:00~23:59>※6/19(日)発売日初日特電
0570-02-9999<Pコード:451-138 音声自動応答>※6/20(月)以降、残席がある場合のみ取扱いあり

イープラス
0570-06-9900<eコード不要 10:00~23:59>※6/19(日)発売日初日特電
0570-06-9992<eコード:189252 音声自動応答>※6/20(月)以降、残席がある場合のみ取扱いあり

ローソンチケット
0570-084-660<Lコード不要 10:00~23:59>※6/19(日)発売日初日特電
0570-084-003<Lコード:36177>※6/20(月)以降、残席がある場合のみ取扱いあり
0570-000-407<オペレーター対応 10:00~20:00>※6/20(月)以降、残席がある場合のみ取扱いあり

店頭でのお申込み

チケットぴあ
チケットぴあ店舗<店舗により営業時間が異なります>
※詳しくはHPにてご確認ください。http://pia.jp/shoplist/
セブン-イレブン<24時間 毎週火曜日・水曜日の1:30AM~5:30AMを除く>
サークルK・サンクス<あさ5:30~深夜2:00>

イープラス
ファミリーマート各店舗(店内Famiポート)※発売日初日の直接販売の取扱いはございません。

ローソンチケット
ローソン・ミニストップ各店舗(店内Loppi)

お問合せ

Bunkamura 03-3477-3244<10:00~19:00>

20160806
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