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『君の名前で僕を呼んで』公開記念特集上映企画すべて恋しき若者たちTure love will find you in the end

4/7(土)~4/26(木)
会場:Bunkamuraル・シネマ

©1999 by Paramount Classics, a division of Paramount Pictures, All Rights Reserved / ©1993 DORSET SQUARE FILM PRODUCTION AND DISTRIBUTION KFT. / ©LFP-Kes Films Pelleas, Razor Film, ARTEFrance Cinema, Rhone-Alpes Cinema Jouror Productions 2011 / ©1983 GAUMONT / ©Les Films du Losange / ©Film Four Limited 2004. All Rights Reserved. / ©WILD BUNCH - QUAT’S SOUS FILMS - FRANCE 2 CINÉMA - SCOPE PICTURES - RTBF - VERTIGO

すべて過ぎれば一瞬のこと。けれど、あの時のなにもかもを覚えてる──

Bunkamuraル・シネマにて4/27(金)~公開の『君の名前で僕を呼んで』。17歳と24歳の青年の、初めての、そして生涯忘れられない恋の痛みと喜びを描く本作は、公開前から既に”普遍的な愛を描いた真の傑作”として期待が高まっております。
そんな話題作の公開を記念して、Bunkamuraル・シネマでは若者たちの愛のゆくえを描く名作映画を集めた特集上映企画<すべて恋しき若者たち>の開催が決定。近年スクリーンで上映されなかった名作や、貴重な35mmフィルム上映作品も複数含む全9作品を3週間限定で上映いたします。

<上映期間> 2018年4月7日(土)~4月26日(木) 
<料金> ¥1,300均一(リピーター、学生は¥1,000) (税込)
<主催> Bunkamura
<協力> アンスティチュ・フランセ日本、KADOKAWA、コムストック・グループ、ザジフィルムズ、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント、東北新社、日活、ファントム・フィルム、マーメイドフィルム

<上映作品>

『ヴァージン・スーサイズ』…9回上映
4/7(土)13:00、10(火)16:20、13(金)19:30、16(月)13:00、18(水)19:30、
20(金)16:20、22(日)13:00、24(火)16:00、26(木)13:40

『ギルバート・グレイプ』…9回上映
4/9(月)13:00、11(水)13:00、13(金)13:00、15(日)13:00、17(火)13:00、
19(木)13:00、21(土)13:00、23(月)10:20、25(水)10:20

『グッバイ・ファーストラブ』…8回上映
4/8(日)16:00、10(火)19:30、12(木)16:00、14(土)16:00、19(木)19:30、22(日)19:15、23(月)13:00、26(木)19:30

『愛の記念に』…6回上映
4/7(土)19:15、9(月)16:00、17(火)19:30、19(木)16:00、22(日)16:00、25(水)16:00

『アデル、ブルーは熱い色』…7回上映 ※全回予告なし
4/10(火)13:00、16(月)16:00、20(金)13:00、21(土)18:45、23(月)18:45、24(火)10:20、26(木)10:20

『身をかわして』…3回上映
4/8(日)19:15、15(日)16:00、21(土)16:00

『永遠の僕たち』…8回上映
4/9(月)19:30、11(水)16:00、12(木)19:30、14(土)19:15、17(火)16:00、22(日)10:30、23(月)16:00、25(水)19:30

『海辺のポーリーヌ』…8回上映
4/8(日)13:00、11(水)19:30、13(金)16:00、15(日)19:15、18(水)13:00、21(土)10:30、24(火)13:40、26(木)16:00

『モーターサイクル・ダイアリーズ』…8回上映
4/7(土)16:00、12(木)13:00、14(土)13:00、16(月)19:30、18(水)16:00、20(金)19:30、24(火)19:30、25(水)13:00

 

 

今回上映となるのは、『君の名前で僕を呼んで』に影響を与えた、もしくは共鳴する世界観を持つ名作全9作品。モーリス・ピアラ監督、エリック・ロメール監督のクラシック2本は、『君の名前で僕を呼んで』の監督ルカ・グァダニーノが同作における直接的な影響を語った名匠たちの傑作。そんなピアラ、ロメールの遺伝子を受け継いだミア・ハンセン=ラブ監督の『グッバイ・ファーストラブ』、同じく思春期のピュアな心の痛みを優しく見守るようなまなざしで切り取ったソフィア・コッポラ監督『ヴァージン・スーサイズ』は35mmフィルムでの上映。いつまでも色褪せないその世界観と邂逅する貴重な機会となります。加瀬亮の出演も話題となったガス・ヴァン・サント監督『永遠の僕たち』では、『君の名前で僕を呼んで』で本年度アカデミー賞歌曲賞にノミネートされ、授賞式でのパフォーマンスも話題となったスフィアン・スティーヴンスの名曲が忘れがたい恋の日々を祝福します。また、アカデミー賞主演男優賞をゲイリー・オールドマンと最後まで争った『君の名前で僕を呼んで』の弱冠22歳ティモシー・シャラメは、「レオナルド・ディカプリオの再来」と評されており、少年時代のレオナルド・ディカプリオとジョニー・デップの共演が鮮烈な『ギルバート・グレイプ』もこのタイミングでぜひチェックしておきたい不朽の名作。さらに、レア・セドゥとアデル・エグザルコプロスの輝きが眩しい、近年を代表する愛の傑作『アデル、ブルーは熱い色』の上映に加え、同作の監督アブデラティフ・ケシシュの初期作にして、これまで日本での上映機会が限られていた『身をかわして』も回数限定で特別に上映となります。

必ずしも良いことばかりとは限らない10代の日々、あの頃。それでも、心に痛みや悲しみがあるからこそ、きっといつか喜びを感じるときも来る──そんなことを教えてくれる映画『君の名前で僕を呼んで』。そしてその公開を迎えるにふさわしい名作が揃う、必見の特集上映企画です。

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『ヴァージン・スーサイズ』1999年/98分/カラー/35ミリ/アメリカ
監督:ソフィア・コッポラ
キャスト:キルスティン・ダンスト、ジェームズ・ウッズ、ジョシュ・ハートネット

僕らが近所に住んでいたリスボン家の美しい五人姉妹に抱いていた興味の強さをはっきりと自覚したのは、ある事件がきっかけだった。姉妹は、セシリア13歳、ラックス14歳、ボニー15歳、メアリー16歳、テレーズ17歳。珍しい年子の5人姉妹。ある夏の日、末娘のセシリアが風呂場で自殺未遂騒動を起こす。彼女たちに何が起きたのか?僕たちは残された思い出の破片を拾い集める──。
ソフィア・コッポラが監督デビュー作にして、そのデイドリーミングな世界観を完璧に構築した金字塔的作品。サントラを耳にするだけでも胸の鼓動が止まらなくなる切なさと、彼女たち、そして少年たちを見つめるまなざしの優しさはエバーグリーンな輝きを放つ。

 

『ギルバート・グレイプ』1993年/118分/カラー/35ミリ/アメリカ
監督:ラッセ・ハルストレム
キャスト:ジョニー・デップ、ジュリエット・ルイス、レオナルド・ディカプリオ

小さな田舎町に住むギルバート・グレイプは、生まれてから一度も街から出たことがない。彼には、重い知的障害を持つ弟アーニー、夫の死から7年間も自宅にひきこもっている母、そして2人の姉妹がいる。毎日のように小さなトラブルを起こすアーニーに手を焼きながらも、ギルバートは街の食料品店で働き家族の面倒を見ていた。そんなある日、彼は街の外からやって来た少女・ベッキーと出会う。
主人公ギルバート・グレイプを演じた若きジョニー・デップの憂いを帯びた名演にも注目だが、なんといってもレオナルド・ディカプリオの存在感が光る。『君の名前で僕を呼んで』の主演ティモシー・シャラメは“レオナルド・ディカプリオの再来”と評された。

 

『グッバイ・ファーストラブ』2011年/110分/カラー/35ミリ/フランス
監督:ミア・ハンセン=ラブ
キャスト:ローラ・クレトン、セバスティアン・ウルゼンドフスキー

1999年、パリ。高校生のカミーユとシュリヴァンは愛し合っていたはずだった。シュリヴァンは人生の目的を見つけるために外国へ行きたがっているが、カミーユは彼と離れたくない。夏になり南仏にヴァカンスで出かけたふたりの間には、楽しく過ごす間にも気まずい雰囲気が漂っていた。やがて夏も終わり、彼らの愛のゆくえは…。
『未来よ こんにちは』のミア・ハンセン=ラブ監督自身が経験した初恋をモチーフに、心と体が微妙なバランスで揺れ動く多感な少女が大人への階段を登り始める瞬間を、季節の移り変わりの中で美しく描く。陽光をかき分ける一筋の風とともに訪れるエンディングの余韻は、きっと生涯忘れられない。

 

『愛の記念に』1983年/100分/カラー/Blu-ray/フランス
監督:モーリス・ピアラ
キャスト:サンドリーヌ・ボネール、エヴリーヌ・ケール、モーリス・ピアラ

シュザンヌは15歳。リュックという恋人がいるものの、他の男たちとも奔放に付き合っている。 毎晩のように男友達と連れ立って遊び歩く彼女は、家族にとっては疎ましい存在だ。 ある夜遅くに帰宅したところを父親と鉢合わせたシュザンヌ。しかし、そこで初めてふたりは一対一で向き合い話をしたことで、 いつになく親しみを感じ合ったのだった。
ゴダール、アサイヤス、そしてミア・ハンセン=ラブらも賛辞を贈る、フランスの知られざる巨匠モーリス・ピアラ。『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督は本作を「私にとって、とても大切な映画」と評し、『君の名前で僕を呼んで』における本作からの直接的な影響を口にしている。

 

『アデル、ブルーは熱い色』2013年/179分/カラー/DCP/フランス/R18+
監督:アブデラティフ・ケシシュ キャスト:レア・セドゥ、アデル・エグザルコプロス

運命の相手は、ひとめでわかる――。
高校生のアデルは、道ですれ違ったブルーの髪のエマに一瞬で心奪われる。偶然再会を果たしたエマは画家を志す美術学生。アデルは一途にエマにのめり込んで行く。数年後、教師になる夢を叶えたアデルは、エマの絵のモデルをつとめ、幸せな日々を送っていたが…。2013年カンヌ国際映画祭でパルムドールを審査員の全員一致で受賞し、ル・シネマでの封切時もヒットを記録した、近年を代表する愛の衝撃作。この映画を観ること、それは恋と愛にまつわるすべてを体験すること。どんなに愛に傷ついても信じた道を歩き続けるアデルの強さに、誰もが深い共感と感動を抱かずにはいられない。

 

『身をかわして』2004年/124分/カラー/35ミリ/フランス
監督:アブデラティフ・ケシシュ
キャスト:サラ・フォレスティエ、オスマン・エルカラス、サブリナ・ウアザニ

クリモは、パリ郊外のHLM(低所得者向け公営高層団地)に住む15歳の少年。いつかヨットで世界の果てまで行くことを夢見ている。仲間たちと代わり映えのない毎日を過ごしていたクリモは、活発で茶目っ気のある同級生のリディアに恋心を抱くようになる。彼女はマリヴォーの戯曲『愛と偶然との戯れ』の公演のための練習に夢中。なんとかリディアの気を引こうと、クリモはアルルカンの役を演じることを決心するが…。『アデル、ブルーは熱い色』のアブデラティフ・ケシシュ監督の2004年作品にして、批評的にも非常に高く評価された必見作。異なる世界に飛び込む少年、そして若者たちの姿を、繊細かつ熱を帯びたまなざしで見つめる。

 

『永遠の僕たち』2011年/90分/カラー/Blu-ray/アメリカ
監督:ガス・ヴァン・サント
キャスト:ヘンリー・ホッパー、ミア・ワシコウスカ、加瀬亮

交通事故で両親を失い、臨死体験をした少年イーノック。話し相手は、彼だけが見える死の世界から来た青年ヒロシだけだった。他人の葬式をのぞくことを日常とする死に囚われた少年は、そこで余命3ヶ月と告げられた少女・アナベルと出会う。ヒロシがそっと見守る中、死が結びつけた2人。舞台はガス・ヴァン・サント監督の愛する街、アメリカ・ポートランド。秋から冬へと向かう鮮やかな街の景色が、わずかな時間しか残されていないふたりをやさしく包み込んでいく。
『君の名前で僕を呼んで』と同じく、スフィアン・スティーヴンスの楽曲が物語を祝福する。ニコの歌う大名曲が呼び込む「すべてを忘れられない」エンディングは必見。

 

『海辺のポーリーヌ』1983年/95分/カラー/DCP/フランス
監督:エリック・ロメール
キャスト:アマンダ・ラングレ、アリエル・ドンバール、パスカル・グレゴリー

フランス、ノルマンディー。15歳の少女ポーリーヌは従妹のマリオンとともに別荘にひと夏のヴァカンスへとやってきた。海辺に出かけたふたりは、マリオンの元恋人ピエールと再会。マリオンはピエールの友人であるアンリと、ポーリーヌもシルヴァンと知り合い恋心を抱くが…。ある少女の夏の数日間の描く本作。男女の恋物語として、ビルドゥングスロマンとして、そしてヴァカンス映画として、どこをとっても一級品の傑作。『君の名前で僕を呼んで』の舞台である1983年に製作された映画であり、きらめく陽光と揺れる水面、そして若者たちの恋と80’sファッションによって、ふたつの作品に特別な共通項がもたらされている。


『モーターサイクル・ダイアリーズ』2004年/127分/カラー/35ミリ/イギリス=アメリカ
監督:ウォルター・サレス
キャスト:ガエル・ガルシア・ベルナル、ロドリゴ・デ・ラ・セルナ、ミア・マエストロ

23歳の医学生エルネストは、親友アルベルトとともに中古のおんぼろバイクに駆って南米大陸を縦断する冒険の旅に出る。それは金も、泊まるあてもなく、好奇心のままに10,000キロを走破する無鉄砲な計画だった。
美しい茶褐色の瞳で出会うすべての人々を魅了するエルネスト。そんな彼を支えるアルベルト。
冒険心、情熱的な魂、旅を愛する心でつながれた二人のゆるぎない友情。のちに親しみを込めて“チェ”と呼ばれ、世界中から愛される20世紀最大の美しきイコンとなった青年、ラテン・アメリカの英雄チェ・ゲバラの真実の青春物語。

主催
Bunkamura
協力
アンスティチュ・フランセ日本、KADOKAWA、コムストック・グループ、ザジフィルムズ、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント、東北新社、日活、ファントム・フィルム、マーメイドフィルム

上映スケジュール

※各作品の上映時間は詳細ページをご覧ください

概要

料金

¥1,300均一(リピーター、学生は¥1,000)(税込)
※リピーター割引は有料チケット(\1,300券・本人のみ)のご提示が必要となります。
※特別興行につき、各種割引は対象外となります。

チケットガイド

会場

Bunkamuraル・シネマ

東京都渋谷区道玄坂2-24-1

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