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欲望の翼 デジタルリマスター版Days of Being Wild

2/3(土)よりロードショー
◆3/16(金)までの上映
会場:Bunkamuraル・シネマ

© 1990 East Asia Films Distribution Limited and eSun.com Limited. All Rights Reserved.

脚のない鳥がいるそうだ。飛び続けて疲れたら風の中で眠り、一生に一度だけ地上に降りる。それが脚のない鳥の最期の時だ。

彼を忘れるには、あの最初の1分から過ぎたすべての時を忘れないと──

196041631分前、君は僕といた。この1分を忘れない。君とは“1分の友達”だ。」ヨディ(レスリー・チャン)はサッカー場の売り子スー(マギー・チャン)にそう話しかける。ふたりは恋仲となるも、ある日ヨディはスーのもとを去る。ヨディは実の母親を知らず、そのことが彼の心に影を落としていた。ナイトクラブのダンサー、ミミ(カリーナ・ラウ)と一夜を過ごすヨディ。部屋を出たミミはヨディの親友サブ(ジャッキー・チュン)と出くわし、サブはひと目で彼女に恋をする。スーはヨディのことが忘れられず夜ごと彼の部屋へと足を向け、夜間巡回中の警官タイド(アンディ・ラウ)はそんな彼女に想いを寄せる。60年代の香港を舞台に、ヨディを中心に交錯する若者たちのそれぞれの運命と恋──やがて彼らの醒めない夢は、目にもとまらぬスピードで加速する。

閃光のごとき衝撃と陶酔──ウォン・カーウァイ監督初期の傑作が13年ぶりにスクリーンに甦る

後に『恋する惑星』、『ブエノスアイレス』などで知られるウォン・カーウァイ監督が、第2作目にして各国の映画祭でセンセーションを巻き起こし、世界的な注目を浴びるきっかけとなった本作。それまでの香港映画と一線を画す、浮遊感と疾走感の入り混じる語り口と映像美。当時「香港映画史上最初で最後」と言われたほどに豪華な、6人のトップスターを起用したキャスティング。そして時制/数字へのこだわりや印象的な音楽──『欲望の翼』はウォン・カーウァイ監督独特のスタイルが確立された原点と言え、実際に本作のモチーフは名作『花様年華』、そして『2046』へと引き継がれた。

クエンティン・タランティーノや、昨年のオスカーに輝いた『ムーンライト』のバリー・ジェンキンスといった監督も影響を公言し、2015年にNY・メトロポリタン美術館で行われた「鏡の中の中国」展の芸術監督も任されるなど、ジャンルや国境をも超えて今なお熱烈に支持されるウォン・カーウァイ監督。その色褪せることない傑作群の中でも『欲望の翼』は2005年以降日本での上映権が消失しており、スクリーンでの上映は実に13年ぶり。「あの時にしか生まれ得なかった」奇跡の傑作が、制作から28年の時を経て新たな疾走を始める。

  • お客様の声

    ・香港の雰囲気を感じられる映画だった。若い男女関係の機微が細やかに描いてあった。なし崩しだったり、投げやりだったり、若さゆえの切なさを想った。(女性・20代)

    ・ずっと見たかった作品が見られてとてもうれしいです。ウォン・カーウァイの他の作品は大好きですが、この作品だけはスクリーンで見られるチャンスがなく、今回の上映を楽しみにしていました。泥くさい雰囲気と生命力が感じられる登場人物、美しい映像がやっぱりウォン・カーウァイの世界だと思いました。トニー・レオンの存在感は短時間ながらも圧巻でした。(40代)

    ・私が世界で一番好きな作品。もう映画館で見ることはできないと思っていましたが、13年ぶりに奇跡の上映をして下さり、心からありがとうございます!(男性・30代)

    ・大変きれいな映像、変わらない映画全体に宿る色香…レスリーの声、表情、とても愛おしい…。(女性・40代)

    ・胸が締め付けられるような懐かしさ。この映画を知った当時の思い、まざまざと思い出された二度と戻れないあの昔の日々を。熱くて暑い時間。切なくスタイリッシュな映像とカメラワークに酔いしれた。(女性・40代)

    ・『ブエノスアイレス』は映画の中でも好きな1本で、ウォン・カーウァイ作品も結構観たつもりでいたけど、この作品は観ていなかった。まだ初々しい、若々しい印象で、刺激的でした。絵画的で、非日常感が強く、DVDよりも映画館向きの作品だと思いました。(男性・40代)

    ・ストーリー、音楽、キャスト、すべて素晴らしかったです。リマスター版でより鮮明に細かい部分まで観ることができました。改めて感動しました。(女性・50代)

監督・脚本
ウォン・カーウァイ
製作総指揮
アラン・タン
撮影
クリストファー・ドイル
美術
ウィリアム・チャン
編集
パトリック・タム
キャスト
レスリー・チャン、マギー・チャン、カリーナ・ラウ、トニー・レオン、アンディ・ラウ、ジャッキー・チュン
作品情報
1990年/香港/95分
配給
ハーク

公式サイトはこちら

上映スケジュール

<混雑状況の目安>

(2018年3月10日 現在)

平日(毎月1日・毎週火曜は除く)

12:30

14:40

19:35

土日祝

12:30

14:40

19:35

サービスデー(毎月1日・毎週火曜)

12:30

14:40

19:35

落ち着いています

混み合います

大変混み合います

『欲望の翼 デジタルリマスター版』
◆3/16(金)までの上映
[3/3(土)~3/16(金)]
連日...12:30 / 14:40 / 19:35〜(終)21:25

概要

料金

一般・¥1,800 学生・¥1,500 (平日は学生・¥1,100) シニア・¥1,100 小・中・高校生¥1,000(税込)
【毎月1日、毎週火曜日、及び毎週日曜夜の最終回は¥1,100(税込)均一】

チケットガイド

会場

Bunkamuraル・シネマ

東京都渋谷区道玄坂2-24-1

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