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アイリーン・グレイ 孤高のデザイナーGray Matters

10/28(土)より限定ロードショー
会場:Bunkamuraル・シネマ

©2015 MOJO ENTERTAINMENT LLC Authorised by The World Licence Holder Aram Designs Ltd., London.

アールデコからモダニズムへ──百年の時を超えて燦然と輝き続ける、アイリーン・グレイの創作の秘密

妥協のないビジョンと冒険心を持ち、装飾、デザイン、建築の分野できらめく才能を発揮しながらもアイリーン・グレイ。バウハウスやデ・ステイルの影響を受け、ル・コルビュジエと共に仕事をしてきた彼女は、死の間際、自身にまつわる資料を処分してしまったため、その名前は歴史の表舞台から徐々に消えていく。しかし、手掛けた作品は高い評価を受け、代表先のアジャスター・テーブル"E.1027"は、モダニズムを体現した家具としてニューヨーク近代美術館(MOMA)の永久コレクションにも所蔵された。そして2009年、アイリーンの名は再び世間の注目を集める。世界で最も長い歴史を誇る美術品オークションハウス、クリスティーズで開催された『イヴ・サンローラン&ピエール・ベルジェ・コレクション 世紀のオークション』にて、彼女が手掛けた<ドラゴン・チェア>が、当時史上最高額の約28億円で落札され、大きな話題となったのだ。

本ドキュメンタリーでは、現在でも時代の最先端を走り、各界に影響を与え続けているアイリーンの生い立ちから、亡くなるまでを残された当時の作品や関係者、研究家のインタビューを交え、そのヴェールに包まれた肖像を明らかにしていく。

■アイリーン・グレイ(1878-1976)

アイルランドの貴族の家に生まれ、単身パリに渡る。1906年、日本人工芸家・菅原清造と出会い、漆を取り入れた斬新な家具を生み出し、当時のシーンで話題を呼ぶ。アールデコだった作風は徐々にモダニズムへと変化し、1922年には自身の店<ジャン・デゼール>をパリにオープン。1929年に手掛けた建築処女作<E.1027>は、かのル・コルビュジエを驚嘆させ、彼をこの地に惹きつけた。また同性愛者でもあり、シャンソン歌手のダミアは恋人のひとりだった。生涯に渡り自らのスタイルを貫き続けた、気高く勇敢なクリエイター。

監督
マルコ・オルシーニ
キャスト
メアリー・マクガキアン、ジェニファー・ゴフ、ゼヴ・アラム
作品情報
2014年/アイルランド/フランス語・英語/75分
配給
トランスフォーマー

上映スケジュール

<混雑状況の目安>

(2017年11月10日 現在)

平日

19:40

土日祝

 19:40

落ち着いています

混み合います

大変混み合います

『アイリーン・グレイ 孤高のデザイナー』
◆11/10(金)までの上映
[〜11/10(金)]
連日…19:40〜(終)21:10

概要

料金

1,500円均一
同時上映中『ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ』の半券ご提示で300円割引!
※特別興行のため上記以外の各種割引・サービスデーは対象外

チケットガイド

会場

Bunkamuraル・シネマ

東京都渋谷区道玄坂2-24-1

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