2026.08.13 UP
【レポート】文化と暮らしと渋アート。スペシャルイベント
『古伊万里のふるさとの「おいしい酒」を古伊万里の美術館で味わう夜』
戸栗美術館『酒がおいしい古伊万里展』(2026年7月3日(金)~9月21日(月・祝))をより深く楽しむ大人のためのスペシャルイベント『古伊万里のふるさとの「おいしい酒」を古伊万里の美術館で味わう夜』が、8月9日(日)に戸栗美術館にて開催されました。本展担当学芸員・小西麻美さんによる展示解説付き貸切鑑賞と、佐賀県の蔵元「瀬頭酒造」瀬頭平太専務をお招きして行われた試飲会の様子をお届けします。

今回ご紹介するイベントの詳細はこちら
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閉館後の戸栗美術館に集まった参加者は、まず2Fの展示室へ。『酒がおいしい古伊万里展』の展示解説からスタートします。本展を担当した学芸員の小西さんの解説は、日本の酒文化を感じながら「古伊万里」や「やきもの」をより深く楽しむためのヒントがたくさん。
お酒を飲むシチュエーションを想定した「見立て」の展示方法のお話や「お酒を飲む以外にも考えられるうつわの用途」など、歴史を刻みながら現代に受け継がれる古伊万里ならではのお話も交えながら、熱いやきもの愛のこもった解説で参加者を『酒がおいしい古伊万里展』の世界へ誘ってくれました。

参加者は小西さんの展示解説に真剣に耳を傾け、時折笑い声が聞こえる和やかな雰囲気で解説が進みました。
展示解説終了後は、しばらく自由鑑賞の時間。少人数での開催ということもあり、展示室内をゆったり見て回ることができるため、時間いっぱいまで展示室で過ごす参加者の姿も。貸切鑑賞の醍醐味を味わうことができたのではないでしょうか。
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鑑賞を終えると、いよいよ待ちに待った試飲会がスタート。古伊万里の故郷である佐賀県で1789年創業、237年の歴史を持つ瀬頭酒造『東長』から3つの銘柄を試飲します。お酒の解説は、初代瀬頭多次兵衛から数えて9代目の瀬頭平太さんが担当しました。
まず1つ目は、瀬頭酒造がある嬉野市で500年以上の歴史を持つ「うれしの茶」を使った『うれしの茶のお酒』。抹茶のような風味と甘くて飲みやすいリキュールです。このお酒に合わせるのは佐賀の銘菓『小城羊羹』。
「子どもの頃はこの小城羊羹と嬉野茶がおやつでしたが、大人になってお酒を飲むようになって、この組み合わせでお酒と和菓子って合うんだと知りました」という瀬頭さんの地元ならではのトークを聞きながら、参加者はお茶の香りが爽やかな『うれしの茶のお酒』を楽しみました。

戸栗美術館1階のラウンジで行われた試飲会。瀬頭さんは「東長」の法被姿で、一つ一つのお酒について丁寧に、ご自身の体験を交えながらお話してくださいました。
次に味わったのは、花火の柄のラベルが可愛らしい夏季限定の純米吟醸『夏のうれしの』。「嬉野温泉では毎年花火大会があり、その光景を思い浮かべて造ったお酒です」という瀬頭さんの言葉を聞きながら、甘味と酸味の爽やかな夏ならではの味わいを堪能しました。
最後は『純米大吟醸 別誂 山田錦』。自社栽培の山田錦を三割五分まで磨いて造った極上の一品で、瀬頭さんが「これからも長い時間をかけて育て続けたい」と話す銘柄。佐賀の食べ物とお酒の味の関係性のお話も聞きながら、佐賀県の水と米でじっくりと育まれたお酒を味わいました。

今回のイベントで試飲した東長のお酒。
左から『うれしの茶のお酒』、『夏のうれしの』『純米大吟醸 別誂 山田錦』
さらに今回は、東急百貨店の日本酒バイヤーがこの日のために厳選した3品のおつまみが、参加者1人1枚ずつの古伊万里のお皿に盛り付けて提供されました。「鑑賞しながら使う」ことができるのがやきものの醍醐味。実際に手に取って裏側を眺めたり、お隣同士でうつわを交換したりしながら、古伊万里鑑賞と佐賀のお酒を一緒に楽しむ贅沢な時間を過ごしました。

(左)古伊万里のうつわとおつまみ。おつまみは、右から『小城羊羹』『揚げぎんなん』『3種の和ダシえびせん』。(右)佐賀県のおいしいお酒をいただきながら、古伊万里のうつわを実際に手に取って鑑賞。うつわの裏までじっくりとご覧いただきました。
試飲会の最後には学芸員の小西さんも登場し、瀬頭さんとお2人でミニトークセッションも。「瀬頭酒造さんのホームページにワイングラスに注がれる日本酒の写真があったのですが・・・」と小西さんの質問から始まり、瀬頭さんから「うつわの形と味わいや香りの違い」や「ワインと日本酒の評価方法の違い」など、お酒を飲むときにタメになるお話も伺うことができました。

瀬頭さんと小西さんのミニトークセッションの様子。なんとお二人は同い年!それぞれ長い歴史を持つ「日本酒」と「陶磁器」の世界に身を置き、次世代を担うお二人の軽快なトークで大いに盛り上がりました。
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展覧会鑑賞から試飲会までたっぷり2時間。参加者の皆さまには「古伊万里とその故郷・佐賀県のお酒」の世界を堪能していただけたのではないでしょうか?
渋アートでは、今後も日本美術や日本文化を楽しめるイベントをはじめ、さまざまな情報を発信してまいります。
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☆戸栗美術館『酒がおいしい古伊万里展』は9月21日(月・祝)まで開催中!
☆試飲会でお楽しみいただいたお酒は、渋谷 東急フードショー和洋酒売場(渋谷マークシティ地下1階)にて販売中!
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※期間限定商品につきましては、在庫なくなり次第終了となります。
※お酒の販売につきましては、渋谷 東急フードショー和洋酒売り場へお問合せください。
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