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ベルギーの首都ブリュッセルにあるベルギー王立歌劇場は、造幣局の跡地に建てられたことから「ラ・モネ」(お金)という愛称で呼ばれている。300年の歴史を誇り、カルーソー、デル・モナコ、マリア・カラスといった往年の名歌手たちがこの劇場の舞台に立ち、モダン・バレエの鬼才モーリス・ベジャールが「春の祭典」をプレミエした。
近年は、前ザルツブルク音楽祭総監督、次期パリ・オペラ座総裁のジェラール・モルティエや、現英国王立歌劇場音楽監督のアントニオ・パッパーノが総監督、音楽監督を歴任し、幅広いレパートリーと時代の先端をいく演出家の起用で、ヨーロッパ随一の歌劇場としてますます高い評価を得ている。
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