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スタッフ・中根です。
ただいま好評開催中の『愛のヴィクトリアン・ジュエリー展』、
ザ・ミュージアムのスタッフ向けのギャラリー・トークに
特別に参加させていただきました。
あくまでもスタッフ向けですが、今回の展示を監修された
穐葉昭江さん(あきばアンティークジュウリー美術館長)
自らがご案内してくださるというある意味贅沢なギャラリートーク。
心地よい緊張感の中、非常に勉強になりました。
(中央が穐葉さん)
会場入り口の展示から、穐葉さんが丁寧に解説してくださいます。
展示されている作品の持つ美しさはもちろん、穐葉さんの
お話してくださる背景や歴史が面白くて深い...。
さすが、歴史を越えて時の権力者や有力者に愛され続けてきたジュエリーたち、
そこに込められた物語も半端じゃありません。
(スタッフのみなさんも真剣です)
”レース”も技法別に何種類も展示されているのですが、
こういう展示が日本で見られるのはかなりレアだそうです。
ちなみにレースは主に権力者(=男性)が身に着けるものだったとは知りませんでした。
ヴィクトリア女王のウェディング・ドレスに用いられてから、
女性に欠かせないファッションとして広がったそうです。
他にも”オニキス”という言葉が石そのものを指すのではなくて、
ストライプ模様の総称だったとか、カメオのモチーフも最初は
神話の登場人物や哲学者がほとんどだったとか、
銀の食器は美しいだけでなく非常に実用的に作られている
(取っ手のところに象牙があしらわれていて熱くても素手でつかめるとか)
などなど、大変勉強になりました。
ギャラリートークは全部で40分程度だったんですが、
あっという間に終わってしまいました。
穐葉さんありがとうございました。
もちろん、今回会場に展示されているのは、
いつの世にも人々に愛され、人々を魅了してきた”ジュエリー”ですから、
予備知識がなくても、見るだけでため息の出る美しさですが、
穐葉さんが強調されていたのは、”素材”と”技法”に注目すると
より一層作品を楽しめるということ。
各コーナーや作品毎に解説がついているものもありますので、
ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。