スタッフダイアリー

2009年1月アーカイブ

「パウル・クレーの刺繍会」

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毎回さまざまなジャンル、本格的な内容で子どもに夢を与える「とうきゅうKIDS PROGRAM」のプログラムの一環で、
開催中の「ピカソとクレーの生きた時代」展との連動企画として、日本パウル・クレー協会の林綾野さんを先生にお招きし、「芸術家になって、かわいい刺繍をつくろう!パウル・クレーの刺繍会」を開催しました。
小学校4〜6年生の親子15組30名様をご招待してのイベント。
まずは参加者ひと組ずつに渡されたオリジナル刺繍キット(写真)の中には、刺繍針、刺繍糸などと共に、クレー作品が線で写し取られた図案が入っています。

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そしてペーパーには、こんなステキな言葉が。。。

“散歩する線”から芸術が生まれると書き残したクレーは、トコトコと散歩するようなどこに行くかわからない自由な線で人の顔や動物、植物、風景、不思議な記号をたくさん描いた画家です。
くねくねと曲がった線、まっすぐと力強い線、とぎれとぎれの頼りない線、クレーの線には色々な表情があります。
そんな線の楽しい表情を、刺しゅうの“スケッチ”に置き換えて、布の上で、ステッチの散歩をしてみてください。
クレーの線の芸術を追体験できるかもしれません。

さあいよいよ先生からの説明の後には制作スタート。

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最初はお父さん、お母さんと楽しくおしゃべりしながらの刺繍でしたが、もくもくと作業するうちにだんだんとみな無口に。。。そんな親子の姿に触発されて、お手伝いスタッフのメンバーたちも、いつのまにか針と糸を持って手を動かしている光景が。。。
完成後には講評会。そこにはクレー先生も驚きのそれぞれの個性が光る作品群が並びました!

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あ〜楽しかった!!
参加してくださった皆さん、そして一緒に楽しんでしまったスタッフたちも。
ありがとうございました!!