スタッフダイアリー

ルーンベンスを持ち歩こう!

6月9日より、『プラハ国立美術館展 ルーベンスとブリューゲルの時代』が始まっています。

ルーベンスと言えば真っ先に思い浮かぶのがベルギーを舞台にした童話で、日本でもアニメで大ヒットした『フランダースの犬』。主人公のネロが亡くなる間際に見たいと言った絵がルーベンスの絵(《キリストの昇架》《キリストの降架》※今回の展覧会ではこの絵は展示されていません)でした。
物語の悲劇的な結末は国によっていろんな反応があるようですが、ウェットな話が受ける日本では、時代を超えて語り継がれていますよね。そういう意味ではルーベンスは意外と日本人にとって知名度の高い画家なのかもしれません。

ルーベンスとブリューゲルは17世紀フランドルの二大潮流とされる画家。
ザ・ミュージアムの今年に入ってからのラインナップは、『スーパーエッシャー展』に『プリンセスの輝き ティアラ展』、さらに『モディリアーニと妻ジャンヌの物語展』と続いたので、個人的には久しぶりにずっしりとお腹に来る”絵画展”という感じがします。もっと気軽に美術館で芸術を楽しもう、というのはミュージアム・ギャザリングの趣旨でもありますが、今回のような展覧会の時には、しっかりと予習をしてがっつりと向き合ってみるのもありかと。

で、その時に役立てたいのが音声ガイド。
ザ・ミュージアムでは、6月7日より会場でのみ貸出しを行っている音声ガイドを、事前にダウンロード購入できるサービスが始まりました。このサービスの面白いところは音声ガイドソフトを自分の好きなデジタル・オーディオ・プレイヤーに入れて持ち歩けるところ。電車の中でも聞けるし、もちろん会場の中にも持ち込み可能なので、使い勝手のわかったハードウェアで音声ガイドがお気軽に楽しめます。個人的にもipodを使っているので、このサービスを知ったときは嬉しくなってしまいました。早速購入してみましたが、ipod専用データなんかもあってデータ移動は楽々!しかも、ダウンロード購入だと、会場で音声ガイドを借りるよりも少しお安くなります。

ヨーロッパ屈指の絵画コレクションで知られるプラハ美術館、その伝統ある作品群を音声ガイドでばっちり予習して思い切り楽しんでみませんか。あっ、くれぐれも音量にはお気をつけくださいね。