スタッフダイアリー

会場のレイアウトの秘密

もうすぐ終了してしまう「レオノール・フィニ」展ですが、今回特に好評だったのが、館内の豹柄ソファ! 壁紙の色やパネルの色、造作物の装飾などは、展覧会ごとに内容や作品のイメージに合わせて工夫を凝らしているのですが、作品鑑賞の妨げにならず且つ作品の魅力を最大限に引き出すようにいつも頭を悩ませています。今回は、フィニという画家自身の魅力を最大限に引き出すためには会場も斬新な感じにしたほうがいいのでは・・・との当館学芸員の英断(?)で、いつもはグレーで目立たないソファまで豹柄にしてしまいました。私は小心者なので、ちょっとやりすぎかなーと心配していたのですが、これが思いのほか好評で、アンケートにも作品についての同じくらい館内の装飾について「良かった!」とご意見をいただきました。ちなみに当学芸員は自宅のソファも豹柄にしようと画策中です。
ただいま次回のギュスターヴ・モロー展の会場レイアウトを検討中ですが、レイアウトテーマはずばり「ヨーロッパの邸宅」。どうぞご期待ください!