パリ・オペラ座が世界へむけて、新たな扉を開く-。 2013 THE CURTAIN REISES Bunkamuraル・シネマ
パリ・オペラ座での上演日:2013年4月18日(バスティーユ)
上映時間:1時間54分
音楽:グスタフ・マーラー/振付:ジョン・ノイマイヤー/指揮:サイモン・ヒューヴェット
ジョン・ノイマイヤーが、ハンブルク・バレエの芸術監督に就任した翌年から始まったマーラーシリーズ。その真っ先に手をつけたのが大作『マーラー交響曲第3番』だった。 "夏""秋""夜""天使"と続き、第6楽章"愛が私に語るもの"は特に有名だ。ノイマイヤーいわく、「このバレエのテーマは、まさにマーラーの音楽に尽きる。音楽を聴いて経験した感覚と提示されたイメージを、純粋にダンスに、そして人間関係に置き換えた」(世界バレエフェスティバルのパンフレットより)。ジョージ・バランシンから始まったと言われる筋もストーリーもないシンフォニック・バレエだが、この作品のパ・ド・ドゥ、ソロ、そして群舞からは、明らかに濃密な人間ドラマが見えてくる。