ナビゲーター&音声ガイド
展覧会ナビゲーターの杉野遥亮さんがご来場!

ミロが日本に憧れを抱いていたという、あまり知られていない日本との関係性に焦点を当てたこの展覧会。スペイン、ニューヨーク、そして日本各地から、ミロ作品が一堂に集められています。杉野さんは、実際の作品を目の当たりにし、「作品から感じるエネルギー量がすごい。しかも作品ごとに違うエネルギーを感じます」と大興奮し、食い入るように作品を見ていました。


また、杉野さんが一番長く足を止めたのは最後の部屋。この部屋はミロが念願の来日を果たした後の、晩年の作品を中心に展示しています。来日後、ミロの作品は特徴である鮮やかな色彩表現が薄れ、モノクロのシンプルな作品が目立つようになりますが、それが杉野さんにとても響いた様子で、「ミロがシンプルさに傾いていったのにはなんだか共感します。自分の目指すところもここにあるかもしれません」とミロの晩年の心境と、自分を重ね合わせていました。


杉野さんが一番のお気に入りに選んだ作品
会場で貸し出される音声ガイドの収録時、杉野さんはスタッフのOKが出ても、来場者と一緒に回っている感じをもっと出したいと録直しを希望する場面も。杉野さんがミロの生地、バルセロナに滞在した時の思い出を話すシークレットトラックも収録されています。
杉野さんが「知れば知るほどミロを好きになる」というこの展覧会は、ミロの初期作品や56年ぶりに日本上陸となる代表作など、貴重な作品ばかり。この機会をお見逃しなく!

会場出口横のフォトスポットにて
コメント
ミロの作品を見て、ミロがどういう気持ちで描いたのか、とても興味が湧きました。ミロという人を知れば知るほど、自分も純粋な気持ちになりますし、日本が昔から大事にしてきた価値観の大切さ、すばらしさを、ミロを通じて改めて感じられると思います。
ミロが生まれたバルセロナは、芸術に溢れ、開放的で、エネルギーをもらえるような、心地いい場所でした。その環境の中で自分が感じたことや、当時のミロの心情にも思いを巡らせながら、音声ガイドを聞いていただくお客様と、一緒に楽しんで、一緒に知っていきたいと思っています。