ザ・フィンランドデザイン展 ― 自然が宿るライフスタイル

ARTIST本展に登場する
作家たち

1890

  • アイノ・アアルト

    1894−1949
  • エヴァ・アンッティラ

    1894−1993

1990

  • ミハエル・シルキン

    1900−1962
  • トイニ・ムオナ

    1904−1987
  • フリードル・ホルツァー=シャルバリ

    1905−1993
  • ドラ・ユング

    1906−1980
  • ビルゲル・カールステッド

    1907−1975
  • サム・ヴァンニ

    1908−1992
  • グンネル・ニューマン

    1909−1948
  • フレッド・ルネベリ

    1909−1976

1990

  • ウント・プサ

    1913−1973
  • ヘルゲ・メテル=ボルグストロム

    1913−1985
  • エヴァ・タイミ

    1913−1991
  • ウフラ=ベアタ・シンベリ=アールストロム

    1914−1979
  • キュッリッキ・サルメンハーラ

    1915−1981
  • タピオ・ヴィルッカラ

    1915−1985
  • ビルゲル・カイピアイネン

    1915−1988

1920

  • ヘレナ・トゥネル

    1918−2016
  • マッティ・ピエティネン

    1919−2009
  • エステリ・トムラ

    1920−1998
  • マウリ・ファヴェン

    1920−2006
  • ペル・ウロフ・ヤンソン

    1920−2019
  • ライヤ・ウオシッキネン

    1923−2004
  • アンヤ・ユーリッカラ

    1923−2015
  • サーラ・ホペア

    1925−1984
  • カーリナ・アホ

    1925−1990
  • ティモ・サルパネヴァ

    1926−2006
  • ナニー・スティル

    1926−2009
  • エリック・ブルーン

    1926−
  • グンヴォル・オリン=グロンクヴィスト

    1928−2005
  • エルッキ・ホルッタ

    1928−
  • カイヤ・アーリッカ=ルオコネン

    1929−2014

1930

  • ヴオッコ・ヌルメスニエミ

    1930−
  • アイニ・ヴァーリ

    1931−
  • オイヴァ・トイッカ

    1931−2019
  • キンモ・カイヴァント

    1932−2012
  • オイリ・タンニネン

    1933−
  • アンニカ・リマラ

    1936−2014
  • K-G ルース

    1937−1976

カイ・フランク

アラビア製陶所で生み出した《キルタ》は、現在も《ティーマ》シリーズとして生産が続く不朽の名作。機能性と実用性に優れたシンプルなフォルムで、足りないものだけを買い足し長く使い続けることができる、それまでのテーブルウェアのしきたりを覆すデザインでした。誰もが取り入れられる良質なデザインを実現したフランクは、「フィンランドデザインの良心」と呼ばれています。

カイ・フランク《「BAキルタ」カップ&ソーサー他》1952-1975年、アラビア製陶所、ヘルシンキ市立博物館蔵、Photo/Yehia Eweis

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トーベ・ヤンソン

言わずと知れたムーミンの生みの親。イラストレーター、画家、漫画家、作家といった多彩な顔を持ち、実生活の経験と愛する身近な人々からインスピレーションを得て数々の名作を世に送りだしました。友情、寛容さ、そして自由をテーマとしたムーミン物語は、幅広い世代からの絶大な人気を得て、今なお世界中で愛され続けています。

トーベ・ヤンソン《アウロラ小児病院壁画「遊び」のためのスケッチ》1955年、ヘルシンキ市立美術館蔵、Photo/Hanna Kukorelli、©︎Moomin CharactersTM

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マイヤ・イソラ

マリメッコ社のカラフルで大柄なプリントテキスタイルを数多く制作。当時の新しいアートシーンを反映しつつ、自然界からのイメージも豊かに引き出した色鮮やかなパターンが特徴的です。有名な《ウニッコ》は、当初花柄を一切禁止していたマリメッコ社に、その方針を覆させるほどのインパクトを与えたパターンでした。

マイヤ・イソラ《カンムリカイツブリ》1961年、マリメッコ社、フィンランド・デザイン・ミュージアム蔵、Photo/Rauno Träskelin

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ルート・ブリュック

アラビア製陶所で長年、セラミックアート、特に陶板作品に取り組みました。初期には、鳥や蝶など身近なモティーフをもとに絵画的な陶板作品を制作しますが、後に、小さな陶片を組み合わせた抽象的で彫刻的な作風に移行します。釉薬を駆使したユニークで色彩感覚あふれる作品は人々を魅了し、大使館や銀行などの壁面にも取り入れられました。

ルート・ブリュック 《無題(ヘルシンキ市庁舎陶レリーフ「陽のあたる街」のための習作)》 1975年、ヘルシンキ市立美術館蔵、 Photo/Hanna Kukorelli、 ©︎KUVASTO, Helsinki & JASPAR,Tokyo, 2021 G2563

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アルヴァ・アアルト

世界的な建築家であったアアルトは、建築とインテリアの一体感を重視し、手がけた建造物の内装、照明、家具も自らデザインしました。その作品は誰にとっても機能的かつ実用的。《「サヴォイ」花瓶》や《41 アームチェア パイミオ》など、自然のモティーフを取り入れたぬくもりあるフォルムが今もなお世界中で支持されています。

アルヴァ・アアルト 《キャンチレバーチェア31(現:42アームチェア)/ パイミオサナトリウム竣工時のオリジナル製品》 1931年、木工家具・建築設備社(トゥルク)、 フィンランド・デザイン・ミュージアム蔵、 Photo/Rauno Träskelin

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