『愛の伝説』2015/4/3(金)、4(土)

音楽:アリフ・メリコフ
台本:ナーズム・ヒクメット
振付:ユーリー・グリゴローヴィチ
キャスト:ボリショイ・バレエ団プリンシパル、ソリスト、コール・ド・バレエ

STORY

女王メフメネ=バヌーの宮殿は、彼女の妹で王女のシリンが死の床に伏しているため沈鬱な雰囲気に包まれている。
王女が助かる道はただ一つ、女王が自分の美しさを妹に与えること。メフメネ=バヌーは妹を救うために自らが犠牲となる事を決意する。
しかし、醜くい姿になり、やがてシリンが自分の恋人である宮廷画家のフェルハドと愛し合っていることを知ると彼女は自分の行為を後悔する。

作品の見どころ

禁断の愛、自己犠牲、嫉妬、苦悩 この壮麗な物語は10年の年月を経てボリショイに戻ってきた。『愛の伝説』はロシアの巨匠ユーリー・グリゴローヴィチの初期の振付作品の一つであり、二人のヒロインを通し愛と義務の葛藤を究めるストーリー。中近東に触発されたダンス、装置、衣装などに特色を持たせながら、純粋な舞踊で物語を伝えるこの魅力的なバレエは、ボリショイ・バレエ団の技巧によって更にその豊饒さを増す。