
どこからか、光 somewhere, sometime
油彩 F6 2017
なんだかはっきりしないものに惹かれるのです。(人の性格に関しては然にあらずですが。)
暗く厚い雲の向こうに、にじむようにうつる月。
どんよりとした灰色の空の片隅に、かすかに現れる茜色。
もう少し待てば、きっとまぶしいばかりに光が降り注ぐ。
もう少し待てばすべてを包み込むような夕映えがやってくる。
そんな思いがあるからでしょうか。
心当たりがあるようで、ないような光がおぼつかない足先をそっと照らしてくれることを期待して。
(かずこ)