鈴木康広展 ただ今、発見しています。

鈴木康広展 ただ今、発見しています。

鈴木康広展 ただ今、発見しています。

会場:二子玉川ライズ スタジオ & ホール

東京都世田谷区玉川1-14-1 二子玉川ライズ

アクセスマップ

NEWS最新トピックス

    一覧を見る

    HIGHLIGHTS見どころ

    鈴木康広 《りんごの天体観測》 2006年、2021年
    photo:Jeni Katzner

    観客とともに「発見」する、
    ひらかれた現代アート

    身の周りに存在する何気ないものごとに注目し、小さな気付きを独自の視点で捉えなおし作品を制作するアーティスト・鈴木康広(1979年~)。そのユーモラスな作品は、置かれるロケーションの変化、あるいは鑑賞者の視点や発見がスパイスとなって、その時々で新たな表情を見せてくれます。

    本展では、代表作である《まばたきの葉》や《空気の人》をはじめ、鈴木康広の繊細な視点と斬新な発想にもとづく「見立て」(=あるものを見て他の何かを連想し、新たな視点で捉えなおすこと)から生まれた作品約50点を展示します。同じ作品と向き合っても、気付きや発見は人それぞれ。鈴木康広の「発見」から生まれた作品と、それを観て新たな「発見」をする鑑賞者、そしてその様子を見て別の視点からの「発見」をする隣の鑑賞者、と、「発見」の連鎖となって繋がっていったらどんなに楽しいことでしょう!

    そうした「発見」の手がかりとして、鑑賞するだけでなく体験することで作品により親しみを感じられる仕組みや、小さなワークショップコーナーも。夏休みの工作や自由研究のヒントにも出会えるかもしれません。

    Bunkamura ザ・ミュージアムが、文化と自然にあふれるヒラメキの場所・二子玉川の地にて開催する本展。現在進行形で生まれ続ける「発見」をお楽しみください。

    見立てとは?

    眠れない夜、天井をじーっと眺めていると木目が顔やお化けなど、違うものに見えてきたことはありませんか? このような「これは何かに似ている」という気付き、そして実際に、あるものを別の何かに置き換えて表現することを「見立て」といいます。例えば《りんごの天体観測》は、りんごの斑点を夜の星に見立てた作品。この発想転換のプロセスは、鈴木康広の大切な創作源のひとつです。

    見どころその1

    観る者みな「発見」者―生まれ続ける新たな気付き

    鈴木康広の発見から生まれた作品。それを観て新たな発見をする鑑賞者。その鑑賞者が発見する様子から次なる発見をしてしまう隣の鑑賞者。発見が発見を呼び、とめどない発見に日々更新され続ける展覧会です。

    見どころその2

    夏休みの宿題も怖くない!―創作意欲を呼び覚ます楽しいしかけ

    毎年つい締め切りに追われてしまう夏の自由研究。鈴木康広の作品からヒントを得たミニワークショップや、直接触れ合うことで作品が完成されていく仕組みなど、子どもたちの発想ボタンを押す楽しいしかけが随所に!

    見どころその3

    作品をひらく―それらをかたちづくる要素たち

    作品制作のきっかけとなったひらめきや、そのアイデアを膨らませる手がかりとなったもの、実際の制作の様子など、一部作品を大解剖しながらその舞台裏をご紹介します。

    photo:Timothée Lambrecq

    PROFILE

    鈴木康広(すずき・やすひろ)

    2001年東京造形大学デザイン学科卒。2014年に水戸芸術館、金沢21世紀美術館で個展を開催。現在、武蔵野美術大学空間演出デザイン学科教授、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員。NHK Eテレ「みたてるふぉーぜ」(2023年~)総合指導。

    ザ・ミュージアム公式Instagram
    ザ・ミュージアム公式X
    ザ・ミュージアム公式Facebook