ソフィア・コッポラ×ヴァレンティノ・ガラヴァーニ×ネイサン・クロウリー
類稀なる才能を誇るアーティストたちが創り上げた、クラシックとモダンが溶け合う華麗な夢の舞台
2016年、オペラ界に<エレガントな衝撃>が走った。イタリア・オペラの伝統を支えるローマの歌劇場で、映画界の至宝ソフィア・コッポラと、ファッション界の天才ヴァレンティノ・ガラヴァーニの夢のコラボレーションによる「椿姫」の上演が発表されたのだ。全15回 の公演のチケットはすべて売り切れ、プレスプレビューでは「VOGUE」のスタイリストら名立たるファッショニスタがSNSで絶賛、 初日にはキーラ・ナイトレイ、モニカ・ベルッチ、クリスチャン・ルブタンらセレブが駆けつけた。連日満員の観客を驚かせたのは、『ダーク ナイト』『インターステラー』のプロダクション・デザインでアカデミー賞® にノミネートされたネイサン・クロウリーの手による、大胆なまでのシンプルさで壮大なスケールを表現した舞台美術。さらには、ヴァレンティノが自らすべて手掛けたゴージャスでフェミニンな主人公ヴィオレッタの衣装は、もはや芸術品だ。また、ヴァレンティノのスピリットを引き継いだ、マリア・グラツィア・キウリとピエールパオロ・ピッチョーリがデザインしたフローラとコーラスの衣装に、目も心も奪われる。そして何と言っても、オペラの神髄であるヴェルディの<クラシックの名曲>に、オペラ初演出のソフィアが「ヒロインを現代人が共感できる女性として演出した」と語る<今>が溶け合う瞬間、観る者の五感は至福で満たされる──華麗なる夢の舞台が、遂にスクリーンに蘇る!