2025.12.17 UP
2026年は“LOVE”と“おじさん”と“いきもの”に心癒されてはじめよう!―2026年1月の展覧会紹介
師走(しわす)―12月が来ると、世の中は年末ムードでどことなく忙しない雰囲気になってきます。やることもたくさん、ばたばたと過ごしてしまいがちな年末を乗り越えると、あっという間にお正月。
そんな慌ただしい年末を過ごすあなたに、年明け、渋アート連携施設で観られる、心癒される“かわいいもの”や“いとおしいもの”をご紹介します。
新しい年に、美術館でちょっとほっこりしませんか?
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■どうぶつ、おじさん、いきもの―いとおしくてかわいいものを見て心癒されるほっこりタイム
●さまざまな“LOVE”がいとおしい!―山種美術館

山種美術館
【特別展】LOVE いとおしい…っ!―鏑木清方の恋もよう、奥村土牛のどうぶつ愛―
2025年12月6日(土)~2026年2月15日(日)
山種美術館で開催中の展覧会では、近代・現代の画家たちが、私たちの身の回りにあるさまざまな愛の形を描いた作品を集めて紹介しています。
[みどころ①] 「いとおしい…っ!」があふれた近代・現代の画家たちの作品を一挙公開!
「目が楽しいから生きものを描くのが好き」と述べた奥村土牛の《兎》や、愛娘の初節句を祝い描かれた速水御舟《桃花》など、画面からあふれんばかりの画家たちの「いとおしい…っ!」に胸がほわっとあたたかくなる作品が並びます。

奥村土牛《兎》 山種美術館

速水御舟《桃花》 山種美術館
[みどころ②] 切ないラブストーリーにキュン!福富太郎コレクションと小林古径《清姫》連作全8点
芸術のモチーフになった愛といえば、恋人同士の燃え上がるような恋愛ははずせないところ。福富太郎コレクション屈指の名品である鏑木清方《薄雪》、北野恒富《道行》、池田輝方《お夏狂乱》では悲しいラブストーリーを、山種美術館所蔵の小林古径《清姫》の連作全8点では、能や歌舞伎の題材『道成寺』としても有名な安珍清姫伝説の苦しく切ない片想いをたっぷりと楽しめます。

小林古径《清姫》のうち「日高川」 山種美術館
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●名もなき“おじさん”たちに誰もがほっこり?!―太田記念美術館

太田記念美術館
浮世絵おじさんフェスティバル
2026年1月6日(火)~3月1日(日)
(前期:1月6日(火)~2月1日(日)、後期:2月5日(木) ~3月1日(日))
太田記念美術館『浮世絵おじさんフェスティバル』では、浮世絵に登場する”おじさん”に着目した、ちょっと変わった展覧会が開催されます。中山道広重美術館で好評を博した「浮世絵おじさんフェスティバル」展のコンセプトをもとに、新たに構成された注目の展覧会です。
[みどころ①]浮世絵の〈おじフェス〉開催!愛嬌たっぷりのおじさんたちに癒されよう
浮世絵の風景画などの片隅に、しばしば描かれる味わい深い”おじさん”たち。楽しそうに旅をしたり、仕事に励んだり、グルメに舌鼓を打ったり。個性豊かで愛嬌たっぷりの姿は、見ているこちらもにっこりしてしまうこと間違いなし。絵師たちが愛情を持って作品に描き込んだ”おじさん”たちを通して浮世絵の細部を見つめ直すことで、作品の新たな魅力や絵師たちの意外な個性を再発見できるかもしれません。

歌川広重「東海道五十三次之内 鞠子」(後期展示)
[みどころ②]前後期あわせて150点以上!多彩な作品の中から”推しおじ”を探そう!
歌川広重、葛飾北斎、歌川国芳、小林清親などなど・・・幅広い年代の絵師たちが描いた”おじさん”が一堂に会し、その多彩さをたっぷりと感じられるこの展覧会では、前後期あわせて150点以上の作品が展示されるそう。浮世絵の魅力にどっぷり浸りながら、お気に入りの”推しおじ”を探してみては?

小林清親「本所御蔵橋」(前期展示)
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●いきものモチーフ大集合!伊万里焼の“いきもの図鑑”を見に行こう!―戸栗美術館

戸栗美術館
古伊万里いきもの図会展
2026年1月8日(木)~3月22日(日)
『古伊万里いきもの図会展』は、戸栗美術館が収蔵する伊万里焼の中から“いきもの”に着目した作品約80点を、江戸時代の絵入り百科事典を参考にした図鑑仕立ての展示で紹介する展覧会です。
[みどころ①]動物、鳥、龍、魚、虫・・・実在の動物から幻獣まで、いろんな“いきもの”大集合!
伊万里焼の魅力のひとつは、そのモチーフの多彩さ。子孫繁栄、立身出世、天下泰平など、“いきもの”のモチーフに込められた意味や逸話、伊万里焼での表現などを知ることで、伊万里焼鑑賞がより楽しくなる作品が紹介されます。

《染付 魚形皿》 伊万里 江戸時代(17世紀中期) 口径16.6×13.2cm 戸栗美術館収蔵
[みどころ②]展示室がまるごと図鑑に!?『和漢三才図会』から見るいきものと伊万里焼
江戸時代、大坂の医師であった寺島良安が、日本にもたらされた漢籍や国内で刊行された百科事典などを参考に編纂した、絵入り百科事典『和漢三才図会』。その項目分類を参考に、展示室内を図鑑に見立てて作品を展示するちょっとユニークな展覧会です。『和漢三才図会』に掲載されているいきものと伊万里焼のモチーフを照らし合わせ、江戸時代のいきものに対する認識も知ることができます。

《染付 蝶形皿》 伊万里 江戸時代(17世紀後半) 口径11.5×7.0cm 戸栗美術館収蔵
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ほっこりしに行きたい展覧会はありましたか?
今回ご紹介した展覧会のチケットは、展覧会初日よりMY Bunkamuraでも販売しています。
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