2025.12.23 UP
【展覧会情報】
戸栗美術館『古伊万里いきもの図会展』
1987年渋谷区松濤に開館し、東洋陶磁器を中心とする美術品の永久的な保存および公開を通じた、後世への文化遺産の伝承を目的として活動する戸栗美術館。
2026年1月8日(木)より開催される本展覧会のチケットをMY Bunkamuraで販売します。

◆展示室がまるごと図鑑に!?古伊万里のいきものモチーフ大集合!
動物、鳥、龍、魚、虫など、伊万里焼には様々ないきものが登場します。選択されたモチーフは多岐に渡りますが、中国からの影響がうかがえたり、破邪招福の意味が込められていたり、当時の絵画や工芸品からの着想が垣間見られたりと、様々な見方でいきものを紐解くことができます。
今展では館蔵の伊万里焼から、いきものを主題とした作品約80点を厳選。30種類以上のモチーフを意味や逸話、伊万里焼における表現など様々な視点からご紹介いたします。
なお、今展は江戸時代に成立した絵入り百科事典『和漢三才図会(わかんさんさいずいえ)』(寺島良安 編/1712年 自序)を参考に、図鑑仕立ての展示構成としています。
図鑑のページをめくるように、お好きないきものやお気に入りの作品からご鑑賞ください。
\主な出展作品/
◇魚
中国では古来子孫繁栄や富の象徴として親しまれている魚。伊万里焼では魚形の皿の他、めでたさの象徴である鯛や、立身出世のモチーフとしてお馴染みの鯉、鮎などがあらわされた作品が散見されます。

染付 魚形皿/伊万里 江戸時代(17世紀中期)口径16.6×13.2㎝ 戸栗美術館
◇龍・虎
威厳のある姿が特徴的な龍と虎は絵画や工芸品でしばしば組み合わせられるモチーフ。伊万里焼でも、それぞれ単体で描かれるほか、対峙する様子が見られます。

染付 龍虎文 水指/伊万里 江戸時代(17世紀後半)通高18.5㎝ 戸栗美術館
◇蝶
江戸時代の小袖や歌舞伎衣装などに見られる蝶は、伊万里焼でも文様や器形などにあらわされます。

染付 蝶形皿/伊万里 江戸時代(17世紀後半)口径11.5×7.0㎝ 戸栗美術館
◇獅子
中国・漢時代に西域諸国より貢物として伝来したライオンを元に創造された瑞獣。百獣の王であるライオンの持つ権力と猛威といった力強いイメージから辟邪の象徴とされました。牡丹と組み合わせた文様や、置物など様々に表現されます。

色絵 獅子置物/伊万里(柿右衛門様式)江戸時代(17世紀後半)
(左)高14.8㎝(右)高15.2㎝ 戸栗美術館
◇鳳凰
鳳凰は古代中国を起源とする霊鳥で、天下泰平の瑞祥とされました。頭は鶏、尾羽は孔雀など様々な鳥が組み合わさった華やかな姿で描かれます。

色絵 鳳凰文 鉢/伊万里 江戸時代(17世紀末~18世紀初)口径19.7㎝ 戸栗美術館
◇水禽
鷺や雁、鴨といった水辺にいる鳥を水禽と総称します。文様のほか、鳥の形をした皿や合子などもあります。多くは葦や水葵、蓮といった水辺の植物とともに描かれます。

染付 鳥形合子/伊万里 江戸時代(17世紀後半)通高5.4㎝ 戸栗美術館
開催期間:2026年1月8日(木)~3月22日(日) 10:00~17:00(入館受付は16:30まで)※金曜・土曜は10:00~20:00(入館受付は19:30まで)
休館日:月曜日・火曜日[1月12日(月・祝)、2月23日(月・祝)は開館]
主催:公益財団法人 戸栗美術館
会場:戸栗美術館
渋谷駅 ハチ公口より徒歩15分、地下鉄 A2出口より徒歩12分
京王井の頭線 神泉駅北口より徒歩10分
〒150-0046 東京都渋谷区松濤1-11-3
https://www.toguri-museum.or.jp/riyou/
TEL:03-3465-0070
取り扱いチケット:
■当日券
【販売期間】2026年1月8日(木)~3月22日(日)16:00
【券種】一般 1,200円
大学・高校生 500円
※中学生以下は入館料無料です。
※1月8日(木)~1月31日(土)は新成人は入館料無料。受付にて年齢のわかるものをご提示ください。
※各種割引および優待サービスとの併用はできません。また、チケットご購入後の受付窓口でのチケットの変更や返金、割引対応はできかねますのでご注意ください。MY Bunkamura取り扱い対象外の券種をご希望の方は、戸栗美術館ホームページをご確認ください。
※学生券をご利用の際は、チケットと共に「学生証」を忘れずにご呈示ください。
※販売状況により、販売期間より前に取扱い終了となる場合がございます。

