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至上の舞踊エンターテインメント
2010年進化的再演!
ヤン・リーピンのシャングリラ
2010年3月17日(水)~22日(月・祝)
Bunkamuraオーチャードホール

揚麗萍(ヤン・リーピン)プログラム&ギャラリー

楊麗萍(ヤン・リーピン)

「シャングリラ」芸術監督・構成・主演
中国雲南省大理地方の少数民族、ぺー族の出身。1971年、シーサンパンナ州歌舞団に入団、「孔雀姫」のヒロインを演じ、79年、雲南省芸能コンクールで優勝。86年、自身の代表作となるソロダンス「孔雀の精霊」を創作、同年、第2回中国舞踊コンクールで脚色・主演の2部門で1位を受賞するなど、一躍有名になる。90年、北京での第11回アジア・オリンピック閉幕式でも「孔雀の精霊」を披露。93年、中国中央テレビの春節番組(日本の紅白歌合戦のような国民的番組)で自ら創作・主演した「2本の木」は視聴率ナンバー1を獲得。97年、監督・主演した映画「太陽の鳥」は、カナダ・モントリオール国際映画祭で審査員特別賞を受賞。
2000年、雲南省の少数民族の文化を15ヶ月に渡って取材・探求。2003年、自身の創造力を駆使してこれらの要素を一つにまとめた、少数民族の旧き良き文化を現代的なコンセプトで融合して生み出した、全く新しい芸術表現「シャングリラ」を発表した。
2008年3月、「シャングリラ」の東京公演が大成功した後も、ますます創作意欲は盛んになり、同年、チベット民族をテーマにした新作「蔵謎」(チベットのミステリー)、2009年、 「シャングリラ」の姉妹編ともいえる「雲南響声」(雲南の声)を続けて発表している。

2008年3月に「シャングリラ」初来日公演では、沢山の皆様にご来場いただき私ども一同、深く感謝しております。
『シャングリラ』は中国語でいうと「原生態」。つまりありのままの自然体で、加工されていない芸術という意味です。
私たちは、失われつつある雲南の伝統芸能の素晴らしさを、一人でも多くの方へ伝えたいという思いから、6年間この作品に全精力を注いできました。
お蔭様で世界中に歓迎されてまいりましたが、中でも日本の、とりわけオーチャードホール公演での、盛大で暖かいご声援、心からのご賞賛は忘れることが出来ません。
私自身、日本での再演を行いたいと強く願う日々が続きました。あれから1年半・・・
この度、再び日本の舞台に立てることは、このうえない喜びであり、光栄です。
再演では、昨年上演しなかったパートも含め、改めて構成を行います。
前回ご覧になった方、初めてご覧になる方にも楽しんでいただけるよう、進化版『シャングリラ』のプランニングを張り切って進めております。
皆様へお目にかかり、最高の舞台をご堪能いただける日を楽しみにしております。ご来場を心よりお待ち申し上げます。

2009年秋 雲南より
ヤン・リーピン