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至上の舞踊エンターテインメント
2010年進化的再演!
ヤン・リーピンのシャングリラ
2010年3月17日(水)~22日(月・祝)
Bunkamuraオーチャードホール

シャングリラとは
踊る精霊ヤン・リーピン、世界中を魅了した「孔雀の舞」が再飛来!
中国雲南省、少数民族の伝統的な歌と舞踊が、現代に蘇る。
~踊るのは、神様と話をするため~

 2008年3月、東京での初来日公演は、全11公演が開幕前に完売、中国発のエンターテインメントで最もチケットが入手困難といわれるほど大ヒットした。  特に、中国の国宝級ダンサーともいわれるヤン・リーピンのソロによる「月光」、クライマックスの「孔雀の舞」は、世界中の人々を魅了した唯一無二の芸術表現。映画監督のチャン・イーモウも、ヤン・リーピンと「シャングリラ」の映像を撮りたいと自ら訴え、雲南省に出向いて壮大なフィルムを作成した。これらは、今でも「シャングリラ」のプロモーション映像として、その一部を見ることが出来る。
 ヤン・リーピンは、滅び行く雲南省の26ある少数民族の伝統的な歌や舞踊を次世代に継承するためにも舞台化したいと考え、2000年から1年以上の時間を費やして、彼らが生活する村々を訪ね歩き、現地の歌舞を調査・収拾し、同時にそれらを演じる才能ある若者をスカウトしていった。
 その結果、ありのままの(=原生態)少数民族の姿を舞台にのせるべく、舞台上で使用しているものは全て本物とした。例えば、衣装、これらも舞台上演の為に作られた衣装ではなく、全て現地で実際に昔から使われているものなのだ。ショーの中では、これらを身に付けて縦横無尽に駆け回る姿が見られるが、実際に手にすると物凄く重い。相当訓練しなければ、とてもこれらを着て歌ったり踊ったりは出来ないだろう。その他の楽器や小道具も、全てこのような調子で、楽屋は、さながら民族博物館の様である。

 そして、出演者(約70名)ももちろん"本物"で、現地で歌い踊っていた若者たちだ。彼ら自身、少数民族の各部族に属しているが、自分たちの部族以外の歌舞も習得し、複数の演目に出演している。ヤン・リーピンは、プロの歌手やダンサーを訓練して演じさせても、彼らのようにはパフォーマンス出来ないという。
 2003年、雲南省の首都昆明で初演された「シャングリラ」は、欧米をはじめとする海外ツアー、中国国内ツアー、そして、現地昆明での公演を含めると、2,000回近くの公演数にのぼるという。世界中で熱狂的に迎えられ、ますますパワーアップした舞台が、2010年3月、再び日本に上陸する。今回は、前回上演しなかった新しい場面も加えての、まさに"進化的再演"である。

作品の見どころ

色鮮やかに描き出された少数民族文化の世界
「シャングリラ」はイ族、チベット族、ワ族、ハニ族をはじめとする26もの民族たちを描いた世界であり、劇中には色とりどりの民族衣装で身をまとった者たちが、歌と踊りで民族文化の世界を表現している。約70名のパフォーマーのほとんどが前記のように普通の村人たちである。彼らが本来の自分をさらけ出し、労働や愛情、信仰を表現してゆくその姿は、まるで26枚の花びらが集まり、一輪の花をステージに咲かせているようだ。
舞踊で描く
元来、舞踊とは感情や意志を伝える手段の一つであった。それが、人類の進化とともに変化していき、そこから、狩りの無事を祈ったり、豊作を願ったり、次第に内容が豊富になり、盛んに行われるようになったのである。舞踊はまさに、人類の生活に密着しながら培われてきた芸術といえる。本作では"太陽を追い求める人類"から始まり、"民族の繁栄"、"ふるさとの温もり"、"生と死"、"生命の輪廻"など人類の歩みを描き、観客はその壮大なテーマに心響き、感動の渦に包まれることだろう。
ヤン・リーピンの伝説の名演「孔雀の舞い」

「シャングリラ」の最後を飾るのが、ヤン・リーピンによる「孔雀の舞い」である。雲南省の人々にとって孔雀は神聖であり幸運の象徴とされている。奇しくもかつてタイ族のミュージカル『孔雀姫』のヒロイン孔雀姫を演じてその名を轟かせ、1986年には中国ダンス協議会で「孔雀の舞い」で優勝を果たした彼女の真骨頂ともいえるのがこの舞い。美しく生えた指の爪先にまで精神を宿したかのような震えるように繊細な、けれど強固な意志をもった手の動きが深い印象を残す。この叙情詩的なダンスは、華やかな羽を持つ鳥の美しさと優雅さを表現したもの。その夢幻的な美しさはまるで魂の化身を目にするかのような神々しさと厳かな感動をもたらす。中国の国民的スター、ヤン・リーピンの踊りは現在、地元中国でも滅多に見ることはできない稀少なもの。そんな彼女が日本公演では全ステージに出演すると意気込みをみせる。まさに幻のステージがこの日本で実現するのだ。

現代的テイストを加えた斬新なステージ
「シャングリラ」のステージはこれまでの国内作品の舞台デザインをはるかに超えるもので、色鮮やかな照明、大掛かりな舞台装置などを巧みに使用し、全編に現代的なテイストがあふれている。特に立体的視覚効果を巧みに創り出す照明、次々と映し出される雲南の壮大で美しい風景、そして劇中に登場する直径3メートルにもおよぶ巨大な太陽など、至るところに観客を驚嘆させる仕掛けが用意されている。