バランシンの『ルビー』を踊ったのは、エレオノラ・アバニャートとバンジャマン・ペッシュ。テンポの速い、きらめくような踊りで、これぞパリ・オペラ座というべき実力を見せ付けた。
シルヴィア・アッツォーニとエルヴェ・モローが披露したのがノイマイヤーの『シルヴィア』。オペラ座でどよめくほどの大絶賛を博したモローと、ノイマイヤー作品で数々のヒロインを演じて絶賛を浴びているアッツォーニのコンビが、ついに日本で実現した。
その他、見逃せない組み合わせや華麗な作品が満載の公演。日本初演となる数々の作品のなかでも、すでに振付活動で高い評価を得ているイリ・ブベニチェク振付『身近な距離』が、会場を沸き立たせていた。
最後は、レティシア・プジョルとエルヴェ・モローが『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』で美しくスピード感あふれる演技、完璧なテクニックをあますところなく披露。
特別オープニング・ガラは、鳴り止まない拍手とともに華やかに締めくくられた。 |
続くA、Bプログラムでは、9頭身を誇る奇跡のプリマ、ルシア・ラカッラを迎え、さらに見逃せない演目・配役の目白押し。ますます期待が高まるばかりだ。 |
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ルビー (振付:バランシン)
エレオノラ・アバニャート&バンジャマン・ペッシュ |
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シルヴィア (振付:ノイマイヤー)
シルヴィア・アッツォーニ&エルヴェ・モロー |
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