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世界で活躍する若手スターダンサー10名が競演する、注目の「エトワール・ガラ」。このダンサーたちに、公演の見どころや所属バレエ団について、そして趣味やスタイルを維持する秘訣などプライベートに触れる部分まで、特別にインタビューに答えていただきました。 バレエ団を超えた豪華な配役と作品のラインナップに、この公演への意気込みが感じられます。日本のファンのみなさまへのメッセージもあります。公演にご期待ください。

パリ・オペラ座バレエ
マリ=アニエス・ジロ(エトワール)

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――「エトワール・ガラ」に対する意気込みを教えてください。
日本のファンのみなさんは、いつも暖かく歓迎してくれるので、私たちダンサーは本当に元気づけられます。日本に行く楽しみのひとつですね。今回は、私のバレエのレパートリーを総合的に日本のみなさんに観ていただきたいと思っています。クラシックからコンテンポラリー、そして新作の創作作品まで、私のバレエワールドすべてを。
――あなたにとって所属バレエ団がどんなところか教えてください。
カンパニーは私たちを生み育てた場所です。そして、私たちダンサーに、バレエのさまざまなレパートリーを踊れるように要求しています。それは、2004年9月から始まった今シーズンで私が踊った演目を見ていただければわかるでしょう。
ジェローム・ロビンズ「グラス・ピーシズ」、アシュトン「モノトーンII」、プレルジョカージュ「メデの夢」、ヌレエフ「眠れる森の美女」、ノイマイヤー「シルヴィア」、カールソン「シーニュ」、ピナ・バウシュ「オルフェオとエウリディーチェ」、ローラン・プティ「カルメン」、「若者と死」などです。
――好きな演目と役柄を教えてください。
好きな演目は「白鳥の湖」、ヌレエフの「ライモンダ」、マッツ・エックの「ジゼル」、ラコットの「パキータ」、ローラン・プティの「カルメン」などです。
――趣味を教えてください。
趣味は絵を描くことです。
――健康とスタイルを維持するための秘訣はありますか?
秘訣はみんな同じだと思いますが、質のよい食事をすること、そしてたくさん水を飲み、よく寝て、練習することですね。
――日本のファンのみなさまにメッセージをお願いします。
また、日本のみなさまに早くお目にかかりたいです。


パリ・オペラ座バレエ
レティシア・プジョル (エトワール)

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――「エトワール・ガラ」に対する意気込みを教えてください。
バランシン、ノイマイヤー、キリアンなどの大振付家、ビゴンゼッティなど今、最も注目されている振付家、ベランガール、マルティネスなどの若い振付家の作品による、大変バラエティに富んだ公演です。
私に関しては、表現の多面性とパーソナリティをお見せできたらと思います。
――あなたにとって所属バレエ団がどんなところか教えてください。
私にとってオペラ座は基地のようなものです。このカンパニーで私は築き上げられ、私の大事な踊りの全てを習得しました。
――好きな演目と役柄を教えてください。
バレエではクラシック作品とエックの「ジゼル」、「ロミオとジュリエット」、「マノン」、ピナ・バウシュの「春の祭典」、キリアンの「ベラ・フィギュラ」です。
役はジゼル、ジュリエット、シルヴィア(ノイマイヤー)、また個性の強い役-「嵐が丘」のカトリーヌ、その他、「シンデレラ」の義姉、ベラ・フィギュラなどですね。
――趣味を教えてください。
友達と過ごす。ボーイフレンドがギターを弾きながら作曲するのを聞くことです。
――健康とスタイルを維持するための秘訣はありますか?
笑い、よく食べ、よく眠ることです。
――日本のファンのみなさまにメッセージをお願いします。
日本でこんなにバレエが人気があることを嬉しく思います。


パリ・オペラ座バレエ
エレオノラ・アバニャート(プルミエール・ダンスーズ)

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――あなたにとって所属バレエ団がどんなところか教えてください。
私は、まったくパリ・オペラ座を知らなかったんです。12歳でカンヌのバレエ学校で学んでいたときに、初めて知りました。そこでは、みんながオペラ座のことばかり話していたので。
――好きな演目と役柄を教えてください。
クラシックでは(「ドン・キホーテ」の)キトリを演じていますが、彼女のように、最初から最後まで一人の人物を演じられる、ドラマ性の強い作品が好きですね。
――趣味を教えてください。
オフは家族や友人と一緒に過ごしています。リラックスすることが、何より私の美の秘訣。とにかくリラックス、ですね。
――健康とスタイルを維持するための秘訣はありますか?
決して我慢してはいけないですね。ダンス以外の生活にある美しい物の真価を理解しなければいけないと思っています。
――日本のファンのみなさまにメッセージをお願いします。
日本はバレエ学校時代から毎年訪問していますが、大好きな国です。日本では、楽屋口で待ってくれているファンのみなさんに会うのを楽しみにしています。この瞬間が、みなさんにより満足していただこうと努力する力や、喜びを与えてくれるのです。


パリ・オペラ座バレエ
バンジャマン・ペッシュ(プルミエ・ダンスール)

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――「エトワール・ガラ」に対する意気込みを教えてください。
今回、初めて日本で私たちのグループの公演をお見せできるチャンスを得ました。私たちの選んだ芸術性が日本のみなさまを魅了することができればと思っています。
一緒に仕事をしたい振付家たちのプログラムが実現できればと願っていました。私たちは演目のほとんどを、キリアン、マッツ・エック、ノイマイヤーら現代の振付家の、より新しい作品や新作で構成しました。もちろん、偉大なクラシック作品も加えてあります。また、その振付のモダンさと絶妙さから、バランシンの作品を多く入れました。
――あなたにとって所属バレエ団がどんなところか教えてください。
同世代のダンサーたちと、友情、そして同じ考えを持って、真剣にバレエという芸術に取り組める場所です。
――好きな演目と役柄を教えてください。
ローラン・プティの作品が好きですね。たとえば、「アルルの女」のフレデリ、「ノートルダム・ド・パリ」のフロロ、「クラヴィーゴ」、あとは「白鳥の湖」、「ジゼル」などです。
――趣味を教えてください。
映画、演劇、旅行、それからスクーターでぶらぶらすることです。
――健康とスタイルを維持するための秘訣はありますか?
秘訣は、質の良い食事をとること、良く寝ること。それから週1回のヨガですね。
――日本のファンのみなさまにメッセージをお願いします。
私たちのステージに魅了されることを願っています。私自身、こんなに魅力的な公演を観たことがありません。バレエの公演としても感動していただけることと思っています。
後に、この公演の熱狂なくしては日本のバレエ公演を語れないほどのものになると信じています。


パリ・オペラ座バレエ
ジェレミー・ベランガール(プルミエール・ダンスーズ)

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――「エトワール・ガラ」に対する意気込みを教えてください。
日本で踊るのは、いつも大変な喜びがあります。特に今回は3年がかりで練りに練った公演ですので、私自身の作品も紹介できるチャンスがあり、今からワクワクしています。
この公演は世界各地で頑張っている、我々若いダンサーのバレエの現時点での全てを集約して見ていただける他に類のないガラ公演です。
――あなたにとって所属バレエ団がどんなところか教えてください。
家族と仲間とライバルのいる、私の基地であり、故郷であり、家です。
――好きな演目と役柄を教えてください。
「若者と死」、「クラヴィーゴ」、「アルルの女」、「シンデレラ」、キリアンの作品、勅使川原三郎の「AIR」など、そして自分が振付けた作品です。
――趣味を教えてください。
趣味は映画、旅行、ギター、サーフィンです。
――健康とスタイルを維持するための秘訣はありますか?
秘訣は良い友を持ち、コンスタントな練習をすることですね。
――日本のファンのみなさまにメッセージをお願いします。
必ず見にいらした方に満足と最高の感動を与えられると信じております。
見に来て楽しんでください。


パリ・オペラ座バレエ
エルヴェ・モロー(プルミエール・ダンスーズ)

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――「エトワール・ガラ」に対する意気込みを教えてください。
今回私が踊るのは、どれもまだ日本で踊ったことがない作品ばかりです。この夏、日本に行くのを待ちこがれています。
――あなたにとって所属バレエ団がどんなところか教えてください。
オペラ座は、私にとっては今でも世界一のバレエ団だと思っています。そして何よりも、10歳の時からの私の夢です。
――好きな演目と役柄を教えてください。
変わらず好きなのは、マクミランの「マノン」と「ロミオとジュリエット」ですね。それは、とにかく演じる役の感受性がずば抜けているからです。ダンサーとして今日に至るまで、この2つの役、デ・グリューとロミオが最大の感情を与えてくれています。
――趣味を教えてください。
自由な時間を捧げるほどの趣味はありませんが、仕事以外の私の人生には、家族、友人たち、そして映画や音楽などの趣味があります。時間が空けば、旅行に行ったりしますね。
――健康とスタイルを維持するための秘訣はありますか?
健康的できちんとした生活を保つことです。
――日本のファンのみなさまにメッセージをお願いします。
日本は大好きな国ですが、いつも時間がなくて、この素晴らしい国をもっと知ることができないのが残念です。もう3年ほど日本に行っていません。早く日本のファンのみなさんに会いたいです!


ミュンヘン・バレエ
ルシア・ラカッラ(プリンシパル)

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――「エトワール・ガラ」に対する意気込みを教えてください。 また、日本のお客様にどんなところを見てもらいたいですか?
すばらしい日本の観客のみなさんの前で再び踊れることは、嬉しいです。私自身、楽しみたいと思っています。また、今回踊る作品を通じて、いつも以上にいろいろな面をみなさんにお見せできればと思います。「白鳥の湖」はすでに日本で踊っていますが、「椿姫」と「アゴン」は初めてです。これらの作品を、日本のみなさまに私と同様に楽しんでいただけたら、と思います。
――あなたにとって所属バレエ団がどんなところか教えてください。
カンパニーは私の家庭ですね。ダンサーにとってのベースとなる場所です。そこで定期的な練習スケジュールが立てられ、年間を通じていつでも踊れる場所を持つことは必須のことだからです。シャープであるための、たった一つの方法だと思います。
ミュンヘンにいられることはとても幸せです。私のアーティスティックな欲求を完璧に満たす素晴らしい作品にも、ここで出会いました。さらに、他のバレエ団へのゲスト公演や、世界各地でのガラ公演へ出演する自由も認められています。そのおかげで、この夏、日本で踊ることもできるわけです。
――好きな演目と役柄を教えてください。
この質問はとても難問ですね。というのは、いつも新作の練習をしているうちに、その作品に魅了されてしまうからです。ですからリストアップすると、とてつもなく長くなってしまいますが、その中からいくつか選んでみます。
・ ノイマイヤー「椿姫」のマルグリット
・ クランコ「ロミオとジュリエット」のジュリエット
・ 「バヤデール」のニキヤ
・ 「白鳥の湖」のオデット
・ ローラン・プティ「カルメン」のカルメン、「ノートルダム」のエスメラルダ
――趣味を教えてください。
一番の趣味は読書です。本が大好きで、一週間に何冊も読みます。特に好きなジャンルは、歴史と伝記ものです。ページを追っていると、登場人物と同じように生きているように感じられますし、最後にはその人物を本当に知っている人のように感じてしまいます。これはバレエの登場人物を演じるのに少し似ていますね。
――健康とスタイルを維持するための秘訣はありますか?
秘訣は特にありません。ただ、私はタバコを吸ったこともお酒を飲んだこともないので、それが良かったのかもしれません。それから睡眠は8時間は必ずとるように心がけています。ハードな練習をするためには、よく休むことが必須ですから。
――日本のファンのみなさまにメッセージをお願いします。
この夏、また日本の観客のみなさんのために踊れるのを、とても嬉しく思っています。日本の観客、ファンのみなさんは世界で一番熱狂的です。おかげでダンサーたちはいつも、歓迎されている、愛されていると感じることができます。みなさんの応援にこたえて、私たちはパフォーマンスを通じてみなさんにお楽しみいただければと思います。


ハンブルク・バレエ
イリ・ブベニチェク(プリンシパル)

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――「エトワール・ガラ」に対する意気込みを教えてください。
この「ガラ」はとってもユニークな公演です。ふだん劇場で見ることのできる典型的な、クラシカルなガラではありません。日本の観客のみなさんは、素晴らしいダンサーたちを見ることができるだけでなく、特に素晴らしいアーティストたちが最も有名な振付家の作品を踊るのを見ることができるのです。
今回見ていただくのは、すべて私たちが踊りたいと望んだ作品です。私たちダンサーが、自分たちが踊りたいレパートリーや作品を選んだのです。私にとっては、たとえばキリアンの「ホエアアバウツ・アンノウン」やマッツ・エックの「眠れる森の美女」を踊ること、さらには自分の振付けた作品をお見せできるというのは、夢がかなうということです。そして踊る私自身が本当に楽しめるでしょう。日本の観客のみなさんが、私と一緒に楽しんでいただければと思っています。
――あなたにとって所属バレエ団がどんなところか教えてください。
ハンブルク・バレエは"生きた"カンパニーです。毎年2つの新作を発表しています。その中には、ノイマイヤーだけでなく、他の振付家たちの作品もあります。私にとって、ハンブルク・バレエは家庭ですね。私の芸術家としてのキャリアをスタートした場所です。私の初めての大役を踊ったカンパニーでもあり、そして、常に振付をしたくなるカンパニーです。6月19日には、ハンブルク・バレエのために私が振付けた初めての作品が初演される予定です。
――好きな演目と役柄を教えてください。
私が好きな役は、ノイマイヤーの「ニジンスキー」のニジンスキー、「ロミオとジュリエット」のマーキューシオ、「椿姫」のアルマンとガストン、「シルヴィア」のオリオン、「幻想―『白鳥の湖』のように」の王様、「ジゼル」のアルブレヒト、「ラ・バヤデール」のソロル(プティパの後のマカロヴァ版)などです。
――趣味を教えてください。
旅行、コンピューター、時間があるときは絵を描きます。それから読書や振付です。
――健康とスタイルを維持するための秘訣はありますか?
秘訣は、たくさん寝て、たくさん休むこと。健康的な食事をすること、それから愛。
――日本のファンのみなさまにメッセージをお願いします。
観に来て、僕たちと一緒に楽しんで!


ハンブルク・バレエ
シルヴィア・アッツォーニ(プリンシパル)

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――「エトワール・ガラ」に対する意気込みを教えてください。 また、日本のお客様にどんなところを見てもらいたいですか?
日本では何度も踊ったことがありますが、いつも期待以上のものが得られます。観客のみなさんは熱く、集中して観てくれますし、すべてにおいて一番オープンですね。
今回出演するグループでは、多彩なスタイルと演技をお見せできると思います。パリ・オペラ座バレエ、ハンブルク・バレエ、ミュンヘン・バレエ、オランダ国立バレエ。どれも非常に異なるカンパニーで、非常に異なるダンサーたちがいます。一緒に踊るのは、私たちにとっても、そして観客にみなさんにとっても、刺激的な経験になることでしょう。
――あなたにとって所属バレエ団がどんなところか教えてください。
ハンブルグ・バレエは私に、バレエのステップだけでなく、演じる役を通しての人生経験も教えてくれました。
――好きな演目と役柄を教えてください。
踊った役柄のほとんどは好きですね。その中でも、ノイマイヤー「ロミオとジュリエット」ジュリエット、マッツ・エック「眠りの森の美女」オーロラ姫、ノイマイヤー「ニジンスキー」 ロモラなどは、私の愛する役だといえます。
――趣味を教えてください。
アンティークが好きです。だから、珍しいものを探しにアンティークマーケットに行くのが大好きです。お気に入りは木製の箱です。
――健康とスタイルを維持するための秘訣はありますか?
ダンサーがスタイルを維持する方法に、秘密があるとは思いません。ポイントは、訓練と継続的な運動、プラス、もちろん健康的な食事ですね。
――日本のファンのみなさまにメッセージをお願いします。
みなさんのご期待にそえるよう、そしてご自宅まで持ち帰れるような感動的な体験をしていただけるよう望んでいます。


オランダ国立バレエ
ガエル・ランビオット(プリンシパル)

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――「エトワール・ガラ」に対する意気込みを教えてください。 また、日本のお客様にどんなところを見てもらいたいですか?
日本のお客様には、いろいろなカンパニーのダンサーが一緒に踊ったり、変化に富んだスタイルが一緒に出てくる面白さを見てもらいたいですね。
――あなたにとって所属バレエ団がどんなところか教えてください。
オランダ国立バレエには、これまで常にとても面白い演目があり、ダンサー、振付家がいました。そしてこのすばらしい伝統が、絶え間なく僕を成長させてくれています。
――好きな演目と役柄を教えてください。
「ロミオ」、「オネーギン」、「白鳥の湖」のような、素晴らしいストーリーのバレエ・・・誰か他の人物そのものに入り込めるような作品は、僕にとって本当に大切な演目です。それと同じくらい、振付家とともに新しい作品に取り組んで親密な関係を築いたり、やりがいのあるダンス討論を展開したりするのも大切にしています。
――趣味を教えてください。
読書、水泳、それから森を散歩すること。心の落ち着きを取り戻すための静けさが得られるものなら、何でも好きです。
――健康とスタイルを維持するための秘訣はありますか?
健康的な食生活をすることはもちろん、友人たちと笑ったり楽しく過ごしたりすることで、ポジティブなエネルギーをキープすることができます。
――日本のファンのみなさまにメッセージをお願いします。
日本のファンのみなさんの応援には深く感謝しています。そして僕たちのパフォーマンスで喜んでもらえたらと思っています。日本のファンのみなさんのバレエに対する情熱と献身的なサポートのおかげで、日本に来るのはいつも本当に楽しみですし、励みになります。