特別コンサート「ロッシーニ・ナイト」
序曲集+「テーティとペレオの結婚」(演奏会形式/日本初演)※本公演は「オテッロ」の舞台セットを背景に演奏します。
合唱:プラハ室内合唱団
管弦楽:ボルツァーノ・トレント・ハイドン・オーケストラ
【第一部】 序曲集
指揮:グスタフ・クーン「どろぼうかささぎ」序曲
「ウィリアム・テル」序曲
「セヴィリアの理髪師」序曲
【第二部】 「テーティとペレオの結婚」(演奏会形式)
イタリア語上演(日本語字幕付き)指揮:アルベルト・ゼッダ
ユピテル(天の神)…エンリーコ・イヴィッリア(テノール)
ケレス(農業の女神)…パオラ・アントヌッチ(ソプラノ)
テーティ…ナターリア・ロマン(ソプラノ)
ペレオ…フェルディナント・フォン・ボトマー(テノール)
田園と海を望む美しい風景の中、全ての神々が参列するテーティとペレオの結婚式が始まった。婚姻の神ヒュメンと愛の神エロス、花の神フローラ、酒神バッカスなど神々が祝福に集う。
そこへテッサリア人のお供を連れたペレオが現れ、波の神々に導かれてテーティが登場する。海の神ネプトゥヌス、息子トリトン、冥界の神プルトンたちも合流する。ついにオリュンポス山の神々も降りてきた。天の神ユピテルが合図をすると、王ルイージ18世に新郎新婦が迎えられる。踊りが再開し歓喜の合唱が続く。
パオラ・アントヌッチ(ソプラノ)
ケレス
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ナターリア・ロマン(ソプラノ)
テーティ
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モルドバ共和国のドゥロキア生まれ。母国のキジナウ美術演劇大学で音楽教育と合唱を学んだ後、声楽をイヤンナ・ブドーヴィチェンコに師事し最優秀成績を収める。2006年パドヴァの“イリス・アダミ・コッラデッティ”国際コンクールで入賞し、奨学金を獲得する。
オペラでは「ドン・パスクワーレ」(ノリーナ)、「フィガロの結婚」(バルバリーナ)、「ドン・ジョヴァンニ」(ツェルリーナ)、「ラ・ボエーム」(ムゼッタ)、「リゴレット」(ジルダ)、「椿姫」(ヴィオレッタ)など、宗教曲ではヴィヴァルディの「グローリア」、モーツァルトの「アレルヤ」と「神への賛歌」などがレパートリー。