太陽の教団の教祖・ザラストロに娘パミーナを奪われた夜の女王。ザラストロの善悪は謎のまま、夜の女王と教団が争いを繰り広げる。旅の王子タミーノとパミーナ姫、気のいい鳥猟師パパゲーノと愛らしいパパゲーナがそれぞれ結ばれるまでの物語。若者たちが試練の果てにたどりついたのは?

第1幕
夜の女王に仕える三人の侍女は、若者タミーノを自分たちのグループに引き込もうとする。夜の女王に娘の救出を求められたタミーノは、冴えない若者パパゲーノとともにザラストロの神殿に乗り込む。その神殿で迷ってしまったパパゲーノはパミーナに出会い、話を交わすうちに恋におちてしまう。一方タミーノは教団の内部事情を知る男性から話を聞き、ザラストロは本当は悪者ではないのではないか?と思い始める。
逃げ場を失ったパパゲーノとパミーナ、そしてパミーナにやっと出会えたタミーノもザラストロに捕まり監視下におかれることになる。
大蛇に襲われた王子タミーノを、夜の女王の侍女3人が助ける。侍女たちは旅客機の客室アテンダント姿

酔った夜の女王が「娘を救って」と悲しみの歌を絶唱 パミーナとパパゲーノが歌う二重唱の美しさはずば抜けている パミーナが生きていることを知り、タミーノが感謝の気持ちから魔法の笛を奏でると、動物たちが歓喜する


第2幕
ザラストロはタミーノに教団の入団試験を受けさせ、合格したらパミーナとの結婚を 許すと提案。と同時に教団の怪しげな部分も徐々に明らかに…。タミーノが次々と試験をクリアする一方で、パミーナのもとには母親である夜の女王があらわれザラストロ暗殺を命じる。
母親とザラストロの間で板挟みとなり、さらにはやっとの思いで再 会したタミーノに無視された彼女は精神的に追いつめられて自殺をはかる。パミーナ の気持ちを理解したパパゲーノも同様に自殺をはかるが、三人の童子に助けられ自分にぴったりの伴侶パパゲーナと出会う。
一方パミーナは自信と希望を取り戻し、タミーノをリードして最終試験を受け、見事合格したのだったが……。

ザラストロはタミーノに試練を与える。パミーナは母親とザラストロの間で板ばさみになり絶望する 修行から脱落したパパゲーノはテレビ番組の司会者に。伴侶パパゲーナと出会う パミーナはようやくタミーノと合流。2人の試練が終わると・・・

©A.T. Schaefer
©A.BARDEL



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