通常のドラム・コーで使われるのはフラッグやライフル。「ブラスト!」では、さまざまなオリジナルの道具が登場する。Greenのパート「アパラチアの春」で彼らがまわす角のような道具は、アパラチアの草をイメージしたもの。Blackのパート「Medea」では曲自体のイメージにあわせて、鋭角の道具が使われている。道具の呼び名はオリジナル・アイテムのために、見た目で呼び名がつけられ、S字型は“エス”、鱒のようなものは“trout”など。 |
演奏メンバーは、ひとりで何種類もの楽器を担当している。例えば石川直は、ひとつの公演で20以上の楽器を演奏。次から次へと、色んな楽器を持って舞台
に登場する。お気に入りの出演者をみつけたら、彼らが何種類の楽器を演奏しているのか数えてみよう! |
宙に浮かんだイスに立っているように見えるトランペットのソリスト。実は腰にとりつけられた留金具で吊るされていて、その下にイスがぶらさがっている。前後に体がぶれないように神経をつかいながら、見事な演奏をきかせてくれる見せ場だ! |
Orangeのパートで、客席にメンバーが降りてきてならす長~い管上の楽器。これはオーストラリア先住民アボリジニの民族楽器ディジリドゥを参考にしてつくった「ブラスト!」オリジナルの楽器で、水道管を加工して作られている。本物のディジリドゥはシロアリが食い尽くした樹木で作られる。 |
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©小林 洋 |
スネアドラムの重量は21ポンド(約10kg)。表面は防弾チョッキに使われる素材で作られている。 |
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